5年前、単身赴任で千葉から札幌に行く事になった時だった。
会社から社宅は用意されていたのだが、料理が全くダメな俺を心配した妻の美幸が、義姉の里美が持つアパートを薦めたのだ。
里美の家はすぐ隣だったから、美幸が私の食生活の管理を里美に頼んだ結果だった。
里美はバツ1で、里美の家とアパートは離婚した時の慰謝料らしい。
里美はアパートじゃなく、自宅でもいいのよと言ってくれたが、さすがに義姉とはいえ独り暮らしの独身女性の家に転がり込むは美幸の手前もあり断った。
美幸とは高校からの付き合いで、大学も家から通ってたし、就職して家を出るのと同時に、美幸と同棲を始めたから、実は独り暮らしは初めてだった。
本当は美幸も私と一緒に来たがっていたのだが、娘の学校の事情もあり諦めたのだ。
だから、余計に美幸は里美に俺の事を頼んでいたらしい。
アパートに帰ると、いつも里美が晩飯を作って待っていてくれて、里美の知り合いには再婚したの?と間違われるくらいだった。
だが、誓って俺と里美はそういう関係ではなかったし、お互いにそういう意識も無かった、あの日までは。
慣れない北国での生活、初めての冬、俺は風邪で寝込む羽目になってしまった。
3日間40℃の熱にうなされ、その間里美が付きっきりで看病してくれたらしい。
4日目の朝、ようやく熱が下がり、目を醒ますと、俺の股間に顔を埋めるように眠る里美がいた。
そして、何故か左手が俺のチンポを握るかのように添えられ、その姿は俺のチンポに頬擦りしてるかのように微笑んで眠っていた。
その無垢な里美の寝顔を見ていると、俺は不謹慎にも勃起してしまった。