10年くらい前、俺がまだ小6の時、オヤジが再婚して新しい母親と姉と妹が出来た。
当時、オヤジは42歳、義母の美香は41歳、義姉の美優は17歳、義妹の香緒里はひとつ下の11歳だった。
義母は優しく、香緒里は甘えん坊で、義姉は頭が良く俺の専属家庭教師だった。
義姉は特に俺を可愛いがってくれて、学校の友達の中には美優が俺の彼女だと間違われるくらい仲が良く、頭の悪い俺が大学に入れたのは、この義姉美優のおかげだった。
俺が高校生になり、義姉美優が成人式を迎えた辺りから美優が変わり始めた。
服装や化粧が派手になり、帰りも遅くなったり帰って来ない日もあった。
彼氏が出来たのは知っていたが、変わっていく美優を見るのは少し寂しかった。
そして、俺が高2になったばかりの夜、美優がベロベロに酔っぱらって帰って来た。
玄関で吐きそうというので、とりあえずトイレに運んだ。
間一髪だった、トイレの蓋を開けるなり吐いた。
水を持ってくると、それをイッキ飲みしてまた吐いた。
もう一度台所に戻り、水を持ってトイレに戻るともう美優の姿は無かった。
部屋に行ったのだろうと、俺も自分の部屋に戻ると、俺のベッドに乱雑に服を脱ぎ散らかした下着姿の美優がいた。