小学五年生の息子ができたのが、私が30半ばの頃。
娘ふたりと分け隔てなく育て、今は立派に社会人として生きていますが…
息子が成人してから大学を卒業するまでの二年間だけ、私達は人知れず男女の仲としてつきあった。
私達は相性的なものも良かったのか、努力などせずにも良好な関係をすぐに築けたが、息子が思春期になると私のことを異性として見ているのにも気づいた。
私もどこかで女の部分があり、それを喜ばしく思えたし、スキンシップの一環として娘達には内緒でたまに一緒に入っていたお風呂も挑発的すぎるかなあと思いつつ続けていた。
勃起を恥じるようになる頃に、ママの裸に興奮する?それとも年頃だから、女の裸自体に興奮しちゃうのかな?(息子はハッキリとは答えず)
もしママの事が好きならちゃんと成人してから…
いちおうきちんと成人させて責任を果たした後に、それでもママの事が好きって言われたら、ママだって考えちゃう。
でも、ママももっとおばさんになっちゃうからもう見向きもされないか?
という風な話をした。(色々かいつまんでですけど)
息子とはそんな話をしたあとも気まずくなる事はなく、一緒に入浴するふたりの秘密も変わらず共有した。
せめて、裸を見せるぐらい…
女の胸のうちとしては、やっぱり息子が他の女を性の対象にして自慰をされるのがイヤだった。
だけど思春期の男の子にはちょっと酷だったかなとも思う。
(逆に生の女体を見られるだけラッキーと思ってもらえたら…)
私はこの時はかわいい息子に女としても意識してもらえてるという事だけで満足してたが、だんだん息子が成長していくにつれて出現する女の存在に悶々とすることになっていく。
しかも、その対象が私ほど年の離れた女性なのだ。
決定的だったのが、息子の自慰の現場を見てしまった時。
息子は裸でベッドの上にいたが、私の気配に慌ててテレビを消した。
勃起した性器を隠すより、テレビを消す方を優先した息子。
消す寸前の映像でわかった。
最後に映っていたのは、どう見ても私の友人で、しかも裸だった。
いかにもセックスしながら撮影した映像であるのはわかった。
私はとっさに謝り部屋を出て、その映像には気づかないふりをしたが、まさか、私の友人と息子がセックスしてたなんて!
それから、隙をみて息子の部屋を漁り、息子が隠すエッチな雑誌や漫画などをチェックしたら、やはり予想通り私ぐらいの年齢の女性のヌード絡みだった。
でも、これはある意味、私のせいかもしれないと思い、そう考えれば多少は感情を押し込めたが、それでも息子が自分と同年代の女を抱く事にものすごい嫉妬をしたものだった。
出逢いの場が中学生の頃とは比べものにはならなくなる高校大学になると、息子は何人も、いや、何十人とも関係を持ってるようだったが、やはり年上好みなのは変わらないようだった。
そして、息子が成人する年の誕生日に、息子から旅行に誘われた。
私はもう40半ばだったけど、息子はまだ私への想いを残してくれていたようだ。
夕方宿に入り、食事やら何やら済ませ、仲居さんがもう来ない時刻になると、私は自室に付いているお風呂に入った。
宿に着いた時に入った大浴場で髪を洗っていたから、軽く体を洗っていると息子が入ってきた。
前も隠さずに。
すでに息子の性器はいきり立っていた。
ついにこのときが来たのか。
私は後ろから抱きしめられ、ため息とともに身を預けた。
ママ…ずっと欲しかった
いや、名前で呼んで
私はあえて呼び捨てにさせた。
R、愛してる…愛してる
私も!私も!
それから私達は二年間、獣のようなカップルになった。