夏には27歳になる年の一月でした
当時、知り合いの店で
ホステスのバイトをしていて
深夜に帰宅すると
留守電に数件のメッセージ
彼の母から
事故で救急救命に運ばれて
どうなるか分からないと
膝から腰から崩れそうなのを堪えて
タクシーを呼んで
見知らぬところの病院へ
大雪の降った夜
運転手さんも道が分からず
ナビを頼りに走ってくれました
深夜三時過ぎ
救急受付から入り病室の前に着くと
彼の両親と長兄夫婦と次兄が
長椅子に座って俯いていました
(真紀ちゃん、こんな時間に来てくれたの)
(お母さん)
(まだ検査してるの、どうなるか)
仕事帰り、飲酒運転の車に煽られて
カッとなったのか
多分、追い越して止めて殴ろうかとでも
警察によると200km近くは出ていただろうと
後部に接触されて弾き出されて
路肩を150m程走行して
5m道路を飛び越えるようにして
農家の納屋と電柱に激突して停車
車は大破
本人は身動き出来ず
駆け付けた人達に運び出されたらしい
検査室からベッドに寝たまま出てきた時
点滴数本と薬で寝入ったまま
先生の説明では背骨は粉砕骨折
脊髄神経断裂
下半身全麻痺、車椅子生活になると
「俺等は仕事もあるし、一旦、帰るけど」
(あッ、私残ります)
(そうかい、じゃあ私も残るかね)
「じゃあ、明日の夜、また来るから」
お母さんと私、二人だけが残りました
その場で
(真紀ちゃんが背負う事無いからね)
(もう別れて良いんだからね)
そう言われました
私の両親にも同様に
でも、別れる事が出来なくて
一年の入院、リハビリ
一年の職業訓練の後
建築系の事務職に就いた彼
30歳で結婚
それなりに幸せな生活をしていました
セックスの話をすると
それまで余り好きでは無かったオモチャも
使う事が増えて好きになって
時には夫が薬を飲んで勃起させてくれて
射精は無いので効果の時間はほぼ勃起
私が上になるセックスですが
それが良かったのか
好きなように動けるので
感度も良くなったというか
セックスが好くなっていたところでした
夫の実家で「お使い番組」を見ていた時
(あんた達にも子が出来たらねえ)
悪意は無い、独り言のような義母の呟きでしたが
胸が締め付けられて涙が
それを夫は気付いていた様子で
ある日
(な、何を馬鹿な事)
「本気で言ってるんだよ」
(そんな、そんな事、嫌よ)
なんと
DNA的にも見た目も声も性格も
義母ですら後ろ姿や電話で間違える程
そっくりな義兄と
そう言い始めたのです
「もう兄貴と義姉さんには了承得てるんだ」
「後はお前次第なんだ」
(だって、そんな事)
(あ、貴方は良いの?、それで)
「考えた末なんだ」
絶句して言葉も出ませんでしたが
一晩、考え悩んだ末
夫とした後で、そのまま流れで
見ている目の前でと
条件を付けて了承しました
義兄(長兄)は、かなりの不良だったらしく
地元の親分さんが
使いっ走りだったとか
今は実家を継いで農業をしていて
日焼けした逞しい人
当夜
三人で少し宴席をして
初めに夫が一人浴室へ
洗い場に台をセットして入るので
私と義兄は暫く二人で飲んで
夫が出て来てから
義兄と二人でお風呂へ
この時、直ぐに後悔しましたが
もう夫には言えませんでした
身体を洗っていると義兄の視線
流し終えてから義兄を洗い場に
体格も似たような義兄なのに
既に勃起していたモノは夫とは大違いの
極太竿に張り出した大きな雁と鬼頭
10歳の歳の差の業物らしく
赤黒い剛棒
それに
洗い握って初めて気付いたモノ
「ああ、初めてか?」
(は、はい、こ、これは)
皮下深く、触って確かめて初めて気付く
コリコリとした何かが雁下から竿に幾つも
22歳の時、付き合いのあったヤ〇ザに吹き込まれ
玉を自分で埋めたんだとか
「ウチのも初めてん時は」
「驚いてたけどさ」
「痛くは無いから、直ぐに慣れるから」
(は、はい)
確かめ数えてみたら
一段目にグルリと七個
二段目、竿上に五個
雁の辺りを握って指が何とか届く程太いのに
玉の当たりは、もう指が回りませんでした
シャボンを塗り付けて暫く扱いて
少しでも早く終わってくれればと
流してから吸い付き舐め回しましたが
そう長くも入ってはいられず
風呂から出てバスタオルだけ巻いて
寝室のベッドへ
初めは夫と
何時ものように玩具で責められ
何度か逝かされてから
薬が効いて勃起していた夫の上に
私も昂奮していたのか
何時もより感じて何度も逝ってしまって
グッタリ崩れていたら
夫が離れて義兄が隣に
少し萎えていたので吸い付いて舐めて
直ぐにカチカチになると
膝裏を掴まれ拡げられ
数回擦り付けてグッと
(はッ、ううッんッ、んんッ)
久しぶりの犯される感じ
「そんなに締めんな、力抜いて」
(はッはッ、はい、んんッ、はッ)
太い大きな鬼頭が沈むと
更に太い瘤がヌルッと
引き裂かれるかと思う程
それが突き引きしながらズッズッと
次第に深く奥へと突き進んできて
亀頭か子宮孔に当たると
暫くはグリンッグリンッと
捏ね回すような感じで
裏返しに引き出されそうな程で
覚え始めたばかりの
G辺りが強く強く擦られる感じに
耐え切れず抱き付いて逝っていました
数回、体位を変えて突き込まれ始めると
もう何が何だか分からず
後で夫が撮っていたビデオを見せられて
これが私?と驚いた程でした
排卵日前後の五日間
義兄とのセックスが続きましたが
その月には妊娠せず
翌月、翌々月と三か月続けてしまうと
何時の間にか義兄の誘いを断れず
夫が仕事中の昼間に
こっそりと訪ねて来てはセックスする日々
夫の前でのセックスは三か月で終わりましたが
隠れてのセックスは続いて
五か月目に妊娠
無事に一人息子が生まれ四歳になりました
出産する頃でした
義姉が一人で訪ねて来て
私は罵倒でもされるのかと覚悟していたら
(実は私も)
(もう黙っているのに耐えられなくて)
なんと
隠れてセックスを続けていた事に気付いて
夫に文句を言いに来た時
何となく成り行きでそうなってしまったと
その時、使われた事も無かった
様々な玩具を使われ
薬で萎えない夫の勃起に夢中になって
以来、自分達もそういう関係なのだと
告白されました
(私は男の子を生んであげられなかったから)
(真紀ちゃんには感謝してるの)
(そ、そんな事)
(ううん、ホントに、ありがとう)
(それでね)
(は、はい)
(出来たら、もう一人位)
(男の子を生んでくれたら嬉しいの)
(え、えッ?)
(まだ続いてるんでしょ?)
(あ、あの)
(ううん、良いのよ)
義兄はホントに嬉しそうで
息子を連れて実家に行くと
毎回、オモチャだお菓子だと用意していて
毎月10万円程の援助もしてくれていました
その夜、夫を問い詰めると
「ご、ごめん」
土下座に謝ってくれました
実は知っているんです
以前に酔って話してくれた事があるんです
男兄弟の末弟の夫は
義姉が初恋の相手
ずっと憧れだった義姉ですから
結局、互いに納得の上で
このまま続ける事にしました
今は私も
義兄とのセックスから離れられませんから
良かったと今は思ってます