妻が親戚の法事で子供と出かけたので、一人で居酒屋で一杯やっていました。
10分くらいしたら、カウンターの隣に一人の年配の女性が座りました。
「お邪魔しますね。」
と一声かけられて、
「ああ、どうぞ・・・あっ!・・・お義母さん・・・」
正確には元義母の陽子さんでした。
10年前、27歳の時に23歳の先妻と結婚、2年の結婚生活は、先妻とお腹の子供が諸共事故死すると言う結末で幕を下ろしました。
事故は、先妻が産婦人科の診察を終えて帰る途中で起きました。
しかし、その事故が起きたとき、私と元義母の陽子さんは、ラブホで愛し合っていました。
先妻の妊娠で、不自由してるでしょうと当時50歳の陽子さんが身体を開いてくれたのです。
あの時、既に10回目の逢瀬で、50歳なのに小柄で可愛い陽子さんの熟した女体の虜になっていました。
先妻の死に、後悔と後ろめたさ、贖罪の念に駆られて自分を責め続けていましたが、私も陽子さんも、それを口にすることはできませんでした。
「君はまだ若い。妻子を亡くして辛い気持ちはわかるが、娘の供養は私達がするから、もう、家には来ないでくれ。君を見ると、娘が・・・成仏できないから・・・」
三回忌の後、義父母に言われて先妻家族とは疎遠になりました。
あれから8年、私は5年前に再婚していました。
そのことを告げると、元義母の陽子さんは微笑んで、
「良かったわね・・・幸せにおなりなさいよ。」
と言いました。
再会した58歳の元義母陽子さんは、相変わらず可愛らしい女性でした。
「あの人も亡くなったし、私、一人だから、家を処分して実家で田舎暮らししようかと思ってるの。82歳の母が一人で住んでるから・・・」
「お義父さん、亡くなったんですか?」
「ええ、今年三回忌を終えたから・・・」
「お義母さん、いや、陽子さん。思い出に旅行しませんか?」
自分でも何を言ってるんだろうと思いました。
「え?」
「お別れに旅行するんです。温泉に一泊しましょう。旅先でお別れして、陽子さんは田舎へ旅立ってください。」
私は嘘の出張を企て、家を出ました。
清楚感漂う陽子さんは、58歳とは思えない可愛い笑顔でやってきました。
「引っ越し荷物は全部送って、家も売れたから、この街とはお別れ・・・あの人と暮らした思い出、あの子を育てた思い出の街だった・・・」
先妻と元義父が眠る街を離れる決心をした元義母の陽子を車に乗せて、この街と陽子の実家のある町の中間地点にある山間の温泉宿に向かいました。
37歳の私と58歳の陽子、陽子は58歳には見えない可愛らしい女性なので母子には見えず、尚更微妙な年齢差のカップルでチェックインしました。
部屋に入り、お茶を用意してくれた中居さんが退室するなり陽子は私にしなだれかかり甘えてきました。
元義理の母子ですが、10回ほど男と女として愛し合った過去を持つ私と陽子は、唇を重ね舌を絡めました。
自分から脱ぎ始め、細身の体に透けるような白い肌を晒す陽子、清楚なお義母さんだった可愛らしい女性が人里離れた温泉宿で淫婦に豹変していきました。
部屋に付いている露天風呂に浸かり、身体を清める陽子は、さっきまでの清楚で可愛い美熟女ではありませんでした。
ゾクッとするような色香を放ち、最後にもう一花咲かすような狂い咲きを予感させました。
平凡な58歳の女性が、最後に女の悦びを取り戻そうとフェロモンを漂わせていました。
既に半勃ちの陰茎に陽子は手御差し伸べ、軽く手コキしながら、
「今回が殿方に抱かれる最後になるわね、きっと・・・」
と言いました。