結局買い物はここで済ませ海を見に行くことにした。クルマを降り潮風をいっぱい吸い込み激しい波音を聞く。「ここに来るの半年ぶりかなぁ~、いい気持ち」義母の隣に行き手を握る。「下に行けるから行こ」私の手を引くようにして歩き出す。帰りの車中で聞いた話では、義父と二人の生活になってから、一人で来ていたようだった。特に50過ぎてからは無性に潮風を浴びたくなるときがあったらしい。「この時期はまだ風が冷たいね」義母から手を離し腰にまわすと、私にもたれるかかってくる。腰にまわした手に力を入れ義母を引き寄せ髪をなでると私の胸に顔を埋めてくる。髪をなでていた手を頬に写していく。「あったか手…」その言葉が合図のようになり、義母の顔を上げ口唇をつける。2~3秒で口唇を離し間を置かず口唇をつけ舌先で義母の唇を舐める。義母の口唇の柔らかさを舌で感じた。何度か左右に口唇を舐め舌を進めようとすると小さく首を左右に振り舌の侵入を拒み出す。口唇を離し強く抱きしめる。「ダメ、戻れなくなる…」小さな声だった。言葉を遮るように私の胸に押しつけられた顔上げ口唇をつけ口唇を舐めると口唇を開き舌の侵入を許す。義母の口の中で舌が触れ合うが、義母の舌に動きはなく私の舌だけが、頬の裏を舐め、舌に絡ませている。数分のキス。「ごはんの支度しなきゃ…みんな帰ってくるから」帰路の車中、一人で海に来ていたことや、キスした事は一生の思い出にしたい。ことなどを一人語りのように話していた。律儀な義父のことだから義母に会えるのはGWが終わったあとの週末になる。続け様に会えれば一気に進めるだろうが、2ヶ月間があくと完全に仕切り直しだ。この仕切り直しはかなりハードルが高い!『思い出にしたいかぁ~』また何かの流れで場面があれば、とも思った。義母は自宅にもどると夕飯の支度に取りかかる。私はソファーでうたた寝をしているとき子供たちが帰ってきた。「ねぇ、バァバ!パパは?」その声で目を覚ます。「パパ!春休みにジィジが明治村に連れっててくれるんだって!」子供たちの離しを聞きながら食卓に座り義母の様子を見る。「始発のこだまで行けば日帰りできるから、3月中に来いよ」義父の言葉だった。嫁を交えた義父と子供たちの間で話は決まっているのだろうと思わせていた。「みんで行くか?」「わたしはいいわよ、留守番してるからゆっくりどうぞ」「ケイはどうする?」「無理無理、忙しくてカラダぼっこわれちゃうよ!」と嫁のことばが続く。「土曜に行くに無理かぁ~、遅くてもいいから金曜にきたほうがカラダは楽だぞ、土曜は寝てればいい」「ほんとに土曜寝てていいの?」さり気なく義母の顔を見る。「パパは大変ね、ケイちゃんがよければお父さんのいうように金曜に来て、土曜は寝てたほうがいいと思うよ」義母のことばで最終になっても来ることを決めた。最終のこだまに乗る前、嫁に電話を入れ駅からタクシーで実家に向かう事を伝え、小田原を過ぎたあたりで嫁からのメールを受信する。内容は、その時間タクシーは少ないからお母さんが迎え行く、とうことだった。義父も嫁もアルコールが入っているのだろう。義母が迎えに来る!義母の中で思い出だけで終わっているのか?海での事を思い出すだけで下半身が熱くなる。改札に向かう足が緊張している!改札に着けば義母がいる!それを思うと鼓動も激しくなる。改札が見えるであろうころ、俯けていた顔を上げる。義母の姿が目に入る。小さく手を振る義母。その姿が愛おしく見え可愛くさえ見えた。「お疲れさま!お腹すいてない?」「お腹に入れてきたから大丈夫だけど、お義母さんこそ忙しかったのにすいません」クルマに乗りハンドルにシフトレバーに置かれた義母の手に私の手を重ねる。「ケイちゃん、ダメよ。やっぱりいけないことよ」義母のことばを遮り強引に口唇をつける。口唇はかたく結ばれ首を大きくふる。シフトレバーに置かれた義母の手を取り、熱をおびた私自身に置く。ハッとした義母の手がグーになり更に首をふる。口唇を舐め続けていると、義母の口唇が緩み私の舌の侵入を許し、グーだった手が開かれ
...省略されました。