私はバツ1で、以前の話もここでする事にした。
20歳の頃、当時付き合っていた麻美(仮)に子供ができた。
私自身、始めての子供でマキは当時まだ高校生だった。
当然遊び呆けていた私に親は出産を賛成することはなく、何度も話し合いを重ねた。
意外にもマキの両親は出産を条件に結婚を進めてきた。
私自身で言うと遊びたい半面、居心地の良かった麻美の家も出たくなかった。
ズルズルと時が過ぎそのまま出産する事になった。
晴れて結婚して両親とも関係は良好だったし、わがままも言いたい放題だった。
それに夫婦関係も不満もなかった。
年の暮れ頃にテレビを見ていると義母が帰って来た。
夜に滅多と出ることのない義母がえらく遅い時間の帰宅だったので
「どっか行ってたの?」と聞くと、
「会社の忘年会!じじい相手に疲れちゃったわ(笑)」
と義母が上着を脱ぎながら言った。
その時、普段デニムにロンTとかしか着ない義母が珍しく黒のストッキングに白いスーツを着ていた。
私は今まで仲のいい良き相談相手と話し相手ぐらいにしか思っておらず、初めて義母を意識した瞬間だった。
「パタン」と扉が閉じてしばらくするといつものジャージに着替えてきた義母。
「義母さんのスーツ姿もうちょっとみときたかったなー(笑)」
というと
「普段着ないから落ち着かないし、ストッキングで脚が痒くなるから」
「というより麻美ちゃんにみせてもらいなさい(笑)」
と義母が冷蔵庫に向かいながら言った。
実は私、極度のパンスト好きだ。最近ではこそパンストを履く若い子を見るが
その当時はパンスト=ババア臭いっていう謎の方程式が存在していた。
その事もあり、身近にパンストを履く人を見ることはそうそうなかった。
軽くビールを飲みながら色々話しをしていると、トイレに行きたくなった。
「トイレに行ってくるねー」と言うと
「私ももう寝るから麻美ちゃんのところに行ってあげて」と義母が言ったので
渋々そうすることにした。トイレに向かう途中、廊下に目をやると、半開きの扉が目に入ってきた。その扉の向こうは脱衣所だ。脳裏に先程の義母のスーツ姿が浮かんできた。
音を立てないようにそーっとそーっと扉をあけ、洗濯カゴをみると丸まった黒色のナイロンがあった。
手にとってみると紛れもなくさっき義母が穿いていた黒のパンストだった。
急いでポケットにしまいトイレに駆け込んだ。鍵をかけポケットから取り出してみた。
妖艶に透ける黒と少し香水の匂いがするパンスト。
私は無我夢中でしごいた。股、爪先と匂いをかきながら。
すぐにいった。
この日を境に義母を見る目がだんだんと変わっていった。
続く。