※先に断っておきますが、エロはほとんどありません
自分が26歳で従妹が19歳の時の話し
従妹が高校を卒業して進学せずにそのまま就職して
アパートに住み始めました
叔父さんは、お酒の量が多くて
健康とは言えない状態でした
従妹(愛美ちゃん)が就職して半年くらいたったある日
何故か叔父さんがまなみちゃんのアパートに訪ねてきました
連絡も無しに突然来ることは、今まで無かったので
食事の準備なども出来ずかなり慌ててました
愛美ちゃんからメールが来て
「急にパパが訪ねてきてビックリした槌」
俺も顔を出しとこうと思い
アパートに行くと
二人でくつろいでました
そこで、俺の車でレストランに行くことになり
俺が子供の頃叔父さんに連れてきてもらった焼肉レストランに行くことに
いつまでも叔父さんの世話になるわけにもいかないので
代金は当たり前ですが俺が出しました
すると叔父さんが
「お前も立派になったなぁ、昔はハナタレ坊主だったのに」と
しみじみと話し始めました
俺は、いつもの
「歳とったおじさんあるある」だと思っていたのですが
普段は、それを言って終わりだったのですが
今度は愛美ちゃんにも
「お前ももう働いてるんだな、立派に成長したな」と涙声で話してました
愛美ちゃんも
(パパ!お葬式みたいになっちゃうじゃない)と言い
食事も終わり叔父さんも、車で家(愛美ちゃんの実家)に帰って行きました
話しは一気に一週間後に飛ぶのですが
愛美ちゃんの携帯に、宅配便の配達員から電話があり
「お父さんが定期的に購入している物が不在通知のまま
一週間たっても何の連絡も無いのですが
もしものこともあるので、警察同伴のもと家の中に入らせていただいてもよろしいでしょうか?」
配達員が警察と一緒に中に入ると
叔父さんは、寝室で眠るように息を引き取っていました
少し遅れて俺の運転で一緒に家に行き
二人で叔父さんの死を確認
愛美ちゃんの号泣は、今でも忘れられません
検死の結果
死後1週間ほど経過しているとのことなので
俺とまなみちゃんと叔父さんの3人で食事をした日
それから間もなく息を引き取ったということになるので
もしかしたら、死期に気づいていて
最期の思い出作りをしに来たのかもしれません
俺も愛美ちゃんも葬式の出し方などわからないので
伯母(叔父さんの姉)や自分の両親などで何とか葬式を出して
(愛美ちゃんのお母さんは愛美ちゃんが小さい頃に死別)
告別式、火葬全てが終り
遺骨は実家に近い伯母が預かることに
そして愛美ちゃんと俺は
俺の運転でアパートに戻ることに
(書き忘れていたけど俺の家の愛美ちゃんのアパートは同じ町内)
人の死で一番辛いのは
相手の死を知った瞬間以上に
葬式などすべて終えた後というのを知っていたので
「愛美ちゃん、今夜は俺泊まろうか?」と言うと
最初の頃からは立ち直っていたけど
涙目でうなづきました
何年振りか知りませんが
同じ布団で一緒に寝ました
寝る前に
(お兄ちゃん、ありがと)とキスされました
翌日家に帰りました
昨年、愛美ちゃんが
交通事故で他界して
こないだ1周忌を終えて
今回書き込みました