4年前、姪が大学に通うため一人暮らしを始めた
義理の兄(私の一回り年上)から
「あいつも寂しいだろうから、よろしくね」
幸いにも姪は僕を慕ってくれていたし
姪が小学生の時にはウチの娘と3人で一緒に風呂入ったりしてた
「おじさん、おばちゃんのこと愛してる?」
一丁前にそんなこと言ってたっけ
一人暮らしを始めた頃には不安もあったんだろう
毎週のように週末は我が家で食事をした
夏休みになる頃には月に1度程度しか来なくなった
「友達と遊んだり、一人暮らし楽しいんだろうな」
妻とそんな話をしていた
それから2年
姪が20歳になった時、お祝いに繁華街で焼肉パーティーをした
「お前、彼氏いないのか?」
「いないよ~!いらないもん」
私から見ても綺麗な姪だが
性格が男っぽいせいか?友達以上の男はいないのだろう
それから2週間ほど過ぎた平日に姪からメール
「おじさん、土曜日に話をしたいから会える?」
「あいよ!11時くらいでいいか?」
「うん、一人で来てね」
何か重大な話?妊娠でもしたか?まだ大学生だぞ…
そんな心配もしながら土曜日にアパートの外から電話した
「ついたよ」
「うん、今外に出るから待ってて」
なんだろ?話って
心の片隅にずっと引っかかっていた
助手席に座る姪
いつもジーンズなのに、その日はオシャレしてた
「なんだよ、話って?」
「あのね、私も20歳になったでしょ」
「おう、プレゼントは無いぞ」
「そうじゃなくって、20歳なのにまだなのってどう思う?」
「え?お前、処女なの?」
「うん、だから~」
「だから何よ?」
この時点で心臓がバクバク、タバコに火をつけた
「おじさん、誰にも言わないからエッチしてもらえない?」
しばし沈黙
車をコンビニの駐車場に入れて
「お前、何を言ってるのか分かってるのか?」
「わかってる…誰にも頼めないし」
「彼氏つくって彼氏とすればいいんだよ」
「いないから…」
また、しばし沈黙
「なんで?」
「おじさんのこと好きだし…」
押し切られてしまった
「じゃ、ホテル行くか?」
黙って頷く姪
「お前、生理用品持ってきたか?パンツ汚れるぞ」
ドラッグストアで生理用品とフェミニーナ軟膏を買うように指示
車の中で待つ時間が長く感じた
需要があれば、また書きます