今年大学が夏休みになって間もなく、叔母が娘を連れて泊まりにきた。その時、謎はすべて解けた。
叔母は母より8歳下の今34歳。但し母と叔母は両親が再婚した際の連れ子同士で、戸籍上姉妹でも血の繋がりはない。僕は幼少の頃から叔母をお姉ちゃんと呼んできた。
僕の両親が仕事で留守がちなため、叔母は時間ができれば泊まりに来てくれる。といっても毎月二度平均。その二度を待ちこがれているのが僕であり、叔母の存在は今の僕にとって生きる目標に近い。
僕の両親は知らない。叔母が泊まりに来る本当の目的を。叔母と僕が夫婦同然に愛し合っていることを。
そして、叔母が産んだ娘の父親がほぼ間違いなく僕であり、今また二人目の子を産もうとしていることを。
僕が高校二年の春、突然叔母が実家である僕の家に戻ってきた。叔母の最初の結婚生活は僅か4年で破綻。僕は大好きな姉が戻ってきた感覚で嬉しくて堪らなかった。
その年の夏、丁度両親が留守の夜、叔母と僕の関係が一変した。叔母がオナニーしている姿を図らずも観てしまい固まっていると、叔母の口から僕の名前が洩れた。気がついた時、僕は叔母の股間に顔を埋めていた。
最初こそ少し抗い恥ずかしがった叔母だが、間もなく僕のやみくもな愛撫に喘ぎ声をあげて身を任せ、ついには自ら求めて身体を開いた。その夜、僕は叔母の身体で女を知り、童貞を卒業した。
それからは両親が留守になると叔母と僕は心逝くまで性愛に溺れ、動けなくなるほどセックスに没頭した。まさに夢のような悦楽世界。当初殆ど我慢が利かない僕だったがみるみる男として逞しくなって、発狂したかと思うほど叔母を逝かせるようになるまで時間はかからなかった。
その頃から性愛の主導権を僕が握るようになって、叔母は頻繁に潮吹きを噴き上げるようになる。未経験だったアナルも犯させてくれ、程なくアナルセックスでも悦楽世界に溺れ合い昇り詰め合うようになった。
叔母と僕は心の底から愛し合った。快感に溺れながら身体の奥深くで強い一体感を思い、互いの体液も飲み干し合うほど精神的にも一つになって愛し合った。この頃の僕は叔母と将来を伴にすることも考えていた。
ところが、その幸福に満たされた夢のような暮らしが突然のように破られる日が来る。叔母が突然、再婚しなければならなくなった、と告白。「再婚する」ではなく、「再婚しなければならない」との言葉にすべての意味が隠されていた。
相手の男は勤め先の上司とのこと。どうやらその上司の男は叔母を陥れてまで結婚を迫ったらしい。勿論僕は大反対。涙を流して反対した。が、聞き入れられることはなかった。
何故そんな男をとの僕の問いに、その男がメガネを懸けているものの二重瞼であり僕に少し似た顔立ちのやや面長であり、血液型も同じだからという他叔母は多くを語らなかった。が、叔母がどこか開き直っているようにも感じられた。
この時叔母が言った「お願いだから我慢して。あたしだって悪寒が走るくらい嫌なの。でもね、あたしはもっと大きな仕事を果たさなければならないの。その為には何でも利用するの。結婚だって、夫だって利用するの」との言葉の意味が、最近になってやっと理解できた。
暫くして叔母は職場の上司なる男と再婚して実家を出ていった。その年の暮れ近く、叔母が妊娠。翌年叔母は無事女の子を産んだ。その子が3歳になった今年夏、夫が出張で留守になったといって里帰りした叔母は、僕と愛し合い始めて間もなく「最初は奥に直接注いで」と珍しく注文をつけてきた。一人目の娘を妊娠する前と同様に。
叔母は多くを語らない。ただ、「あたしの言う通りにして」と優しく促すのみ。一度だけ娘の父親について尋ねようとした時、僕の唇を軽く指で押さえた。そして先週末、叔母から妊娠したのと連絡が入った。