約20年前の実話です。
当時、僕は親元から離れ一人暮らしをして、ある地方都市の大学に通っていました。
そして大学3年生の時、ある家庭に家庭教師として出入りするようになりました。
それが今の妻の実家になります。
その家庭
父:従業員数200人のオーナー社長
母:専業主婦 当時40歳
姉:高校1年 (現在の妻)
弟:中学1年 家庭教師の教え子
父は毎晩接待なのか趣味なのかわかりませんが、家にはほとんどおらず、帰宅時間も毎晩のように午前様でした。
普通の家庭に育った僕は、『世の中にはいろいろな家庭もあるんだな』と驚かされました。
しかし、半年もすると、元々面倒見の良い母で、僕も一人暮らしということもあって、勉強が終わった後も、引き留められてズルズルと居座ることになったり、
勉強がない時でも伺ったりと、まるで自分の家のような感じになりました。
しばらくすると、姉・現在の妻が、僕に好意を持ち、手紙で交際を申し込まれました。
僕も姉に好意を持っていましたので、その申し出を受けようと思いましたが、
一言、母に承諾を得ようと思い、母に相談し、快諾してもらいました。
それを機に、度々僕の部屋を訪れるようになり、時には留守したこともあるので、母の方に部屋の合鍵を渡しておきました。
合鍵を渡してからというもの、姉がいなくても、母だけで僕の部屋を訪れるようになりました。
後から考えてみれば、一つの部屋に男女が、間違いが起こっても不思議ではありません。
しかし、その時の僕は母を「性の対象」とは見ておらず、何も起こらないまま月日が流れました。
ところが・・・
ある日、いつもと同じように炬燵で母と歓談していると、
母 「直子(妻・仮名)を見ていると、
どうしてもっと(僕との関係に)燃え上がらないのか、
見ててイライラしちゃう!」
そう言いました。
妻はおっとり系、母はどちらかというと情熱系です。
僕 「あいつはまだ高校生だから、そんなもんじゃないですか?」
母 「それでも、もっと燃え上がると思うけど・・・
わかった!ヒロくんが、ヤキモチを妬かせることをすればいいんだ!」
僕 「はは…(苦笑)」
母 「キスマークを着けていったら?」
そう言ったかと同時に、僕を押し倒し、首筋に吸い付きます。
僕はここでキスマークを着けられる訳にはいきません。
両手で首筋をガードします。
母はそんな僕を見て、キスできる場所を探します。
そして、空いている僕の口にキスしました。
軽いフレンチキスでした。
僕はビックリして、言葉を失っています。
そんな僕に母は…
「今日来るんでしょ?待ってるね!」
そう言い残し、帰っていきました。
その一件で、僕の中で
母=性の対象となりました。
これが、今も続く、義母との最初の接触です。