妹と言っても継母の連れ子、舞子です。
俺が大学二年のとき、父から再婚の話しをされました。
父は10年前に離婚していて、以来二人で生活してました。
父の要請により、継母と会うことになりました。
それに同席したのが舞子、当時高校二年でした。
清楚なお嬢様といった感じの舞子に胸がときめきました。
数回、四人で食事などして、ますます舞子にはまっていきました。
そして父は再婚に対し、賛成してほしいと言われました。
俺は再婚に賛成、そしてさらに舞子に対する気持ちも父に伝えました。
一方舞子達、舞子は再婚に大反対したんだそうです。
理由は舞子も俺に優しく頼もしい人との思いを持ってしまい、兄として見ることが厳しいとのことでした。
そこで父と継母は考え、俺と舞子がそうゆう関係になっても容認すると確認しあって、四人で食事したとき、伝えられました。
それから舞子と継母は何度か話し合い、とりあえず同居には賛成すると舞子はなりました。
舞子達がうちに越してきました。
俺と舞子はお互いの気持ちを知っていますが、ギクシャクしてました。
同居が一年になろうかとしてるときでした。
このギクシャク感に耐えられなくなっていた俺は、舞子に思いを伝えました。
舞子も兄としては見れないと言われました。
そして父達が言った、そうゆう関係になっても構わないの言葉。
一気に火がつきました。
俺達はホテルに向かいました。
そして、さあこれから結ばれるというとき、舞子の携帯が鳴りました。
自宅にいない俺達に、継母からの電話でした。
『今ね、武史君とホテル。うん。うん。そう。まだこれから。大丈夫。遅くなるから。じゃあね』
何を言われたか聞きました。
『気持ちをきちんと確認しなさいとか、お互いまだ学生なんだから避妊しなさいとか言われたよ』
まもなくして俺の携帯には父からのメールがきました。
『お前も舞子も明日は学校なんだから、あまり遅くなるなよ』
舞子も俺も経験済みでしたから、すんなり結ばれました。
避妊はきちんとしての二回戦。
12時近くの夜、二人揃って帰宅しました。
父達はまだ起きてました。
寝室から出てきた父達は、俺達に言いました。
『おかえり』
ニコッと笑った父達。
『ただいま』
ちらっと見えた父達の寝室、布団が入り乱れていて、父達もしていたんだなとわかりました。
今俺23才、舞子20才、俺達、父達、正式に夫婦として籍を入れました。