前回ここに述べてから2ヶ月半、母方の叔父の奥さん麻美に妊娠が判明した。
叔父は大喜びらしいが、叔父の種ではない。麻美の希望に応え、僕が受精させた。そして麻美は叔父にしっかり裏工作をしたらしい。
長女を産んでから丁度10年、38歳での出産になるが、麻美自身は帝王切開ではなく自然分娩を早くも希望している。
母親が亡くなってから一時的に母の実家である叔父の家に預けられた時、叔父は僕に冷たい態度を見せるどころか邪魔者扱いした。
その腹いせもあって、酒に酔いつぶれてパンティまで露わになるほどスカートを捲れ上がらせて寝てしまった麻美を唐突に犯した。その結果、長女が生まれた。
が、今度は麻美自らの強い希望により、二人目を授けた。叔父に対する後ろめたさなど、麻美も僕も皆無。
麻美と僕は余程身体の相性が良いらしく、他の女とは次元が違うと思うほど強く深い快感と一体感を覚える。勿論麻美も同じ。
今年5月の連休から麻美と愛し合う関係になってからの僕は、同世代の若い女に対する興味が随分薄くなる代わりに、頭の中は麻美への思いで一杯。
先週末に抱かれにきた時、少し照れながら嬉しそうに妊娠を報告した麻美に、僕は思わず叔父と別れて僕と生涯一緒に暮らそうと申し入れてしまった。
麻美は流石に驚いたが、涙を溢れさせて真剣に考えたい答えてくれた。
戸籍上叔母だから正式な夫婦にはなれないと思うが、それでも構わない。
受精させる前に悩んでいたことは、麻美と生涯を共にする覚悟を決めるべきか否かだった。
僕の子を二人も産んでくれる麻美と子供達を守ってやらねば、と決意した。が、実際に一緒に暮らせるようになるまで何年かかることやら。
何せ叔父に気づかれないようにしなければならない。離婚後すぐ同棲生活開始、とはならない。
道程はまだまだ長い。