義母に「生理が来ない！」と言われ3カ月が過ぎました。知識の中では“閉
経はいきなりやって来るものではなく、徐々に進行する”と云う情報がありま
したが、義母は「2月までは普通に有ったのよ。これまで遅れて来た事はある
けどこんなに長い間無いのは初めてよ」と言われ、決心しました。
平日に休みを取って自宅から離れた婦人科に義母を連れていきました。もち
ろん診察室まで付き添う訳にはいきませんから、病院の駐車場で戸惑う義母を
送り出しました。３時間も待ったでしょうか。診察を終えた義母が駐車場に戻
ってきました。
「どうだった？」
「・・・・出来ていたって！」
「えー、ホントに？」
「先生は、年齢が年齢だから出産は勧められないって！」
「義母さんはどうしたいの？」
「産める訳ないでしょう！それとも直人さんの子供ができましたってお父さん
とあの娘に言える？」
「・・・・・・・・・・・」
「大丈夫。もう処置してきたわ」
「処置？」
「先生に本当の事を話したの。娘婿に無理やりされたって・・」
「お、義母さん、無理やりじゃあないですよ！」
「分かっているわよ！！でもそうでも言わなければ・・・・私の立場も考えて
よ！」
「すみません。僕のせいなのに・・・・」
「でもそれで先生も処置を認めてくれたの。先生は、『まだまだ閉経は先のよ
うですから避妊リングとかピルでの避妊をお勧めしますヨ』と言ってくれた
の」
「リング？ピル？」
「そう、本当はスキンがイイらしいけど、不意に求められたら無理だろうから
って・・・」
「義母さんはイイんですか？」
「私は直人さんにもっと可愛がって欲しいから、イイわよ。それにこれからは
赤ちゃんの事を心配しなくて直人さんから愛してもらえるし！」
思いがけない義母の言葉に返す言葉が見つからず、ただただうなづくだけでし
た。次の生理が終わったらまた休みを取って義母と病院に行く予定です。義母
を送っていく車の中で義母は、
「直人さん、今日はありがとう。こんな事になった原因は私よネ！お父さんや
正美には本当に申し訳ないけど、もう元に戻れないわ」
「義母さん、僕の方こそこんな事になった責任があります。いつまでも大切に
しますから・・」
自宅に向かう途中にインター沿いのホテルに車を停めました。もちろんセック
スする為ではなく、泣き腫らした義母の顔が元通りにする為です。二人でベッ
ドに座り言葉も交わさず抱き合い唇を重ねました。下半身から沸々と感情が高
ぶりましたがグッと我慢しました。
来月早々には避妊処置の為、義母と病院に行くつもりです。それまでは堕胎し
て身体に負担の掛った義母を思いやるつもりです。
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