義家族との体験

もうかれこれ３０年余り前の話です。
当時私は九州から出て中部地方の都市の大学に通っていました。
母の弟、叔父夫婦が郊外の町に一軒家を建てていたのでそこに下宿する
ことになりました。当時叔父は４０歳、叔母は３８歳、小学生の娘と、
息子の４人暮らしに私が入り込んだのです。
一軒家の２階に私の部屋と子供たちの部屋、一階に叔父夫婦の寝室が
ありました。大学生活にもなれ、ちょうど夏休みのころでした。
夜中に喉が渇き一階に降りたときでした。叔父夫婦の夜の営みを聞いて
しまったのです。それは衝撃的でした。まだ、女性経験のない私でしたが
当然、興味は人一倍ありましたから。その日から、そのことを思い浮かべ
て自慰にふける毎日が続きました。夏休みに入り、叔父の家族が泊まりがけ
で出かけた日に、一階の天井裏に入り、叔父夫婦の寝室の天井にマイクを
しかけ、２階の私の部屋の押入れの床から配線を出して、盗聴器を仕掛け
たのです。当時は無線のマイクはまだありませんでした。その日から、夜
になると、カセットのスイッチを入れてワクワクする毎日でした。
もちろん、毎日夜の営みがあるわけではなかったのですが、隠し事のない
夫婦の会話には、違う意味で興奮させられました。週１くらいの頻度で
営みを聞くことができました。大学３年にあがり、一人でアパートに住む
まで、私の自慰は叔母がすべてでした。叔母の裸体を想像し、叔母が女性の
肉体の象徴でした。一人住まいになり、間もなくして、大学の後輩と初体験
をすませました。大学を卒業して、田舎に帰れという両親に背き、その都市
で就職しました。就職先が多いことと、叔母に対する憧れはまだ消えて
いませんでした。それから、３年後に衝撃的なことがありました。叔父が
脳梗塞で倒れたのです。半年ほどして亡くなりました。それをきっかけに
叔母のうちに行くことが増えたのです。娘は大学生、息子も高校生になって
いました。生命保険に入っていたので、すぐに生活が苦しいということも
なかったのですが、やはり主を失ったうちには、暗い空気が漂っていまし
た。
叔母のうちに何度もかよううちに、娘に気持ちがひきつけられてきました。
叔母にそっくりな容姿で、その娘も私に好意を寄せているのが感じられた
からです。母親の叔母に隠れてデートをしていました。それでも、私の理性
が働いて、娘に手を出すことはありませんでした。叔母はパートで働き始め
ていました。そんなある日、叔母から会いたいと話がありました。
平日の昼間に叔母のうちに行きました。なんだかいやな予感はしていました
が、そのとおりでした。叔母は私と娘が隠れて会っていることを知っていた
のです。娘はまだ学生だし、それに、親戚関係の間だからへんなことに
なったら、私の親に合わす顔がないとたしなめられたのです。
そんなつもりはないと、言い訳しましたが、叔母には逆らえませんでした。
それで、娘と会うことを避けていました。でも、皮肉なものです。会えない
ことによって、娘の私に対する気持ちはさらに膨らんでいったのです。
それから、半月ほどでした。いとこである、娘が私のアパートに泊まったの
です。もちろん、叔母には女友達のうちに泊まると嘘を言ってでした。
その夜、二人は結ばれたのです。そのときの私の喜びは今でも忘れることが
できません。娘には悪いのですが、娘の体を叔母の体にすえ変えていたの
です。胸の膨らみ、肌のつや、女陰、すべてが叔母のものに思えたのです。
半年ほど付き合ったでしょうか。でも、やはり、叔母の言葉が頭に残り、
他に好きな人ができたと嘘を言って娘と、やっと別れることが出来たので
す。
それは、とてもつらくて、切ないものでした。娘も同じで二人で泣いたのを
思い出します。それから３・４年後、娘も大学を出て遠くの都市に就職し、
息子も関東の大学に入学したのです。叔母は一人になったのです。
私は２９歳、叔母は４８歳になっていました。秋の少し肌寒い日の週末
でした。叔母に電話して、二人で、鍋をしようと提案しました。叔母は
喜んでくれました。叔母が材料をそろえて、仕事が終わり、私はお酒と、
叔母の好きなワインを２本買って行きました。叔母とは久しぶりで、
話も弾み楽しい夕餉でした。それから、お酒を飲みだしました。テレビを
みながら、時間は過ぎて行きました。私は車で来ていましたので、最初から
泊まる予定でした。叔母も、そのつもりでした。夜の１２時近くになり、
二人とも、いい感じによっていました。叔母は私の寝床を準備するために
２階の、以前私が使っていた部屋に、布団を持ち込んでいました。
布団を敷き、布団カバーを準備している叔母の姿を見て、私の下半身に
変化が起こってしまったのです。しばらく忘れかけていた、叔母の裸体を
想像してしまっていました。気がついたときには、叔母に抱きついていま
した。抵抗する叔母に、いけないと、頭では思いながらも、欲求は抑える
ことが出来ませんでした。叔母の衣服をはがし、裸同然になると叔母も抵抗
しなくなっていました。私は、ここに下宿していたころから、好きだったと
何度も言いながら、叔母の中に入っていたのです。その光景は今でもはっき
り思い出せます。腰の律動にあわせて、叔母の喘ぎが聞こえていました。
翌日もずっと叔母のうちにいました。夕方うちに帰るころには、二人はもう
恋人同士と呼べる間になっていました。叔母の体は、娘のものとは違って、
成熟した女の色気であふれていました。これが熟女の魅力だと知りました。
それから、２年ほど、人の目を盗んであっていました。そしてたまたま同窓
会であった、彼女と付き合い始め、田舎に引っ越しました。そして、
まもなく結婚しました。叔母はもう７０代です。
親戚の法事などでたまに目にしますが、そのとき、私を見る目は昔を
懐かしんでいるように見えます。