布団の上での激しい愛戯、洋介さんの欲望は止まる事を知らぬように私に向けられる。
貫かれたまま抱き上げられ、バランスを崩しそうに成る私は強く、しがみ付き突き上げられる度に喘ぎ声を洩らす。
柱に両手を添え背後から立ったままで突かれ、開かれた障子の向こうの縁側の大きなガラスが鏡の代わりに私の恥態を写し出している。
初老の醜い身体が洋介さんに責められ、恥も外聞も無く快楽を貪る醜い肢体がガラスに写る。
何度、洋介さんの猛りを膣に受け入れたのだろう、朦朧とする意識の中で私の記憶が薄れて行く、自宅の電話の音に私は、ハッと気付くと全裸のままで眠りに落ちていた。
全裸のままリビングに有る受話器を取る、受話器の向こうからは主人の声で
「なるべく早く、こっちに来るように」
と言って居る。
「洋介君は、どうした」
主人の問いに私は、少し狼狽えながらも何とか
「未だ寝てるみたいですから、もう少し経ってから起こしてみるわ」
と答える。
主人からの電話が終わって、ホッと胸を撫で下ろし全裸姿の自分の身体を見てみると、至る所に昨夜の激しかった痕跡が残っている。
乳房にも脇腹にも腰にも背中を鏡に写してみると、そこにも、お尻のトップの部分にも、何よりも内腿には数え切れない程の痕が残っていた。
汗と愛液に汚れた身体をシャワーで洗い流し真新しい下着を付け朝食の支度にかかる。未だ目の覚めぬ洋介さんを起こしシャワーを浴びさせ、二人で朝食を取る。
今朝早く主人から電話が入った事を伝え、身支度を急ぎ家を出る事になった。
向こうに着いてから着替えるのも何だからと思いワンピースの喪服を着て、ネックレスを洋介さんに留めて貰おうとお願いした時に、洋介さんは又、欲望が沸き上がったのか背後から抱き付いて来る。「お願い、もう時間が無いから止めて頂戴」優しく諭したつもりが逆に更に油を注いだみたいになり、喪服の裾を持ち上げると下着とストッキングを押し下げ洋介さんも喪服のズボンを下ろし行きなり挿入して来る、昨夜にあれほど責められ敏感になっている私のそこは、いとも簡単に洋介さんを呑み込んでしまう。
実家の不幸のお悔やみに行こうと云うのに、娘婿の逞しさに溺れ声を上げ新たに身悶える私。
実家に向かう車の中でも洋介さんの逞しい物を握らされ、下着の中は恥ずかしいくらいに熱く濡らしたまま。
それから半年、その夜以外は一度も洋介さんとは交わる事もなく、今は平凡に姑として過ごしています。