嫁の実家の農作業を手伝うようになり、義母と色々話しをするように成った。
最初は特別な感情などは持たなかったのに、いつしか義母を意識するように成る。
それは義母も同じで言葉には出さなくても雰囲気で感じられた。
刈り入れが忙しくなった時に、私は軽トラックで刈り取った袋詰めの米を運んだ。
何度も往復を繰り返す時に義母が休憩の、おやつを持って行くのに私が運転する軽トラックの助手席に乗って来た。
家から田んぼまでは10分程度の距離であった。
綿のパンツにTシャツ姿の義母、助手席に乗り込む時に義母は私を見た。
その時に暗黙の了解を得たと理解した私は、ゆっくりと車を走らせ始めた。
田んぼまでは僅かの距離であった。
私は怒られる事も覚悟しながらシフトレバーを握っていた手を義母の太腿に、そっと添えてみた。
義母は助手席の窓の方を向いたまま拒んで来ない。
そのまま私は添えた手に力を入れ腿を摩り始めた。
義母も、そうする事を待っていたのか、ゆっくりと膝の力を抜き腿を開いて来る。
私は運転しながら興奮する、義母も同じように窓を向いたまま身体全体で呼吸が荒くなって行くのが解る。
「こっちに曲がって」
義母が小声で言う。田んぼとは反対の方向で水汲み場の方だった。
その途中の今にも朽ち果てそうな小屋の辺りに車を止める。人の気配が無い事を確かめると、私は義母の唇を奪った。
義母も応えてくれる。
Tシャツの上から胸に触れる、弾力の有る抵抗感が掌に伝わって来る。
私は焦るように綿パンに手を掛けたが、さすがに、その時は義母に制せられた。「また今度に…」
義母が言う。
確かに、今からだと田んぼ仕事に間に合わないと私も思い、私達は田んぼに向かった。
狭い車の中で、しっかりと手を握り合いながら、車を止めるまで手は離さなかった。
私達は気持ちを確認しあった後に、忙しさが過ぎた時に義母に電話を掛けた。
義母の気持ちは揺らいでなく、まるで若い女性のような甘い声で約束の日時を決めていた。