今日、6月28日。
旅行先からのお土産があるから、といって、数百m離れたマンションに住む息子の嫁を呼んだ。
息子達は一昨年秋に結婚したが、1年半たっても、未だ子供が出来ない。
それ以外は、よく出来た嫁で、しょっちゅう顔を出しては、年寄り二人の静か過ぎる生活を、にぎやかにしてくれている。
カミさんは疲れたといって、二階で昼寝をしており、届くはずの旅行先からのみやげ物の宅急便の受取に備え、嫁さんに留守を頼み、私は買い物に出ることにした。
出掛けに、旅先で祖母ちゃんが、赤ちゃんは未だかと騒いでいたから、嫁さんは、産みたいと言っているが、息子の方が元気出さないみたいだ、息子に言ってくれと返事してきた、と思い切って言ってみた。
すると、二人とも、ラブラブで、彼も結構頑張っているんですけど、お互いのんびりしているから、とのこと。
二階でカミさんが寝ているから、二人とも小声で、体を近づけている。
のんきなこと行ってないで、お前さんが頑張ってさそわなきゃ、と言いながら、思い切って嫁さんの細い腰を抱き寄せた。
するりとその手を振りほどき、逃げ出すかと思ったが、逃げずに、うつむいているだけ。
さすがに俺の股間に当たった手は、少し外したところに移動させたが。
その手をそっと握って、再び俺の股間に持ってきたが、さすが、太くなった股間に触ろうとはしてくれない。
手を離し、俯いて目の前にある首筋にそっと唇を当てたが、やはり逃げない。
抱いた腰の感触は、若い上にスポーツで鍛えていたこともあるのか、好ましい弾力があり、緊張で硬くなっているわけでもなさそうである。
もっと抱きしめると、俺の胸に、心地よい乳房のふくらみを感じた。
体を横に向け、乳房が逃げる。
もう一度抱き変え、乳房の感触を俺の胸に戻す。
今度は抱きしめを弱くしたので、乳房が痛くないのか、あるいは諦めたのか、逃げない。
こうして、刺激を受けて、燃えてきたところで、息子を積極的に誘ってくれ。とささやいたら、恥ずかしそうに微笑みながら、うなずく。
何しろ出かけようと開け放した勝手口でのことである。
いくら家の裏といっても、誰かに見られないとも限らない。
残念ながら今回はここで終りにした。
カーポートに回りながら家の中を覗くと、シャカシャカと、いつものように動きながら、家事をしているようだ。
買い物や用事を済ませ、戻るとにこやかに迎えてくれた。
カミさんはまだ起きてこないとのこと。
そんなことや留守の間、誰も来なかったことなどを報告してくれながら、アイスコーヒーを差し出してくれた。
受け取ったコップをテーブルに置き、もう一度彼女を引き寄せる。
すぐに俯きながら、抱かれても抵抗しない。
かといって怖がって、震えているわけでもない。
この調子なら、彼女の秘孔に指を入れることが出来そうだ、と期待する。
体の向きを変え、腰を抱いた手を下げ、今度は尻を抱きかかえる。
それから彼女の腹部に手を回し、パンツの上から彼女の股間を掌で覆ってみた。
すっと体が逃げ出した。
俺もその逃げる身体を追えなかった。
二階から、目を覚ましたカミさんが降りてくる足音がする。
俺たち二人は、何事もなかったようにアイスコーヒーを飲み始める。
カミさんがリビングのドアを開けると、嫁さんはいつものように明るく元気よく、
こんにちわーお邪魔してます、と挨拶。
二人の取り留めの無い世間話が始まった。
もし明日、彼女が又顔を出してくれれば、多分俺からの手出しを待ってのことだろうと思う。
明日来てくれることを望み、皆さんに報告できるような事態にまで進展することを、ひそかに期待している。