古い旧家に嫁いで6年。あたしももう29歳。夫は東京に単身赴任。月に一度しか
帰ってきません。
この5年間は口のうるさい姑にかしずいていましたが、その義母も昨秋61歳でな
くなり、今はほとんど毎日義父と二人の生活が続いていました。姑が生きている
ときも何かと義父は姑の盾となってあたしをかばってくれていて、まるで本当の
父のような感じで接していました。
窓の外では雪の融ける音のする3月の夜、義父が肩が痛いというので後ろから義父
の肩をマッサージしていて、本当に何気なく義父の首に手を回してしまったのです。
「どうした?久美、寂しいのか?」義父はそう言ってあたしの体をくるりと自分の
膝のほうに抱いてあたしの顔をのぞき込みました。その瞬間、あたしは義父に完全
な男を感じていました。「ううん、お父さんがこうしているから久美は寂しくなん
かないわ」あたしはそう言って義父の首に両手を回してしまいました。涙の溢れた
あたしの瞼に義父の唇が重なってきました。あたしは身もだえしてもっと甘えるよ
うに身を震わせて義父の首に力を込めました。「久美!」義父の声が震えてその唇
があたしの口を塞ぎました。あたしはごく自然に義父の唇の中に舌を送り込みまし
た。義父は躊躇いながらもそれを強く吸い上げたのです。義父の手は最初、スカー
トの上からあたしのお尻を抱いていたのに、気がつくとスカートの中に忍び寄って、
ふくらみを確かめるように愛撫しておりました。「久美、知っていたのか?俺が久
美のこと好きでたまらなかったこと知っていたのか?」
あたしは2,3度うなずきました。「そうだったのか、久美、いいのか?俺の女になる
のか?」「だって・・」あたしは甘えて義父の胸に顔を埋めた。囲炉裏の南部鉄瓶が
チンチンと音を立てていた。「さあおいで久美、今日も疲れたろう?」そう言って義
父は立ち上がり、あたしの手を取って奥の座敷に誘った。枕元に小さな行灯型照明だ
けの義父の寝具。布団の中はすでに電気で暖まっている。あたしはスリップとショー
ツだけの姿で、義父の綿の入った丹前の中にくるまった。義父の手があたしの乳房を
愛撫する。あたしは酔ったように陶酔して義父の手順に期待をかけている。骨太な義
父の手があたしのショーツの中に潜り込んで下に降ろしていく。大きく腿が広げられ
潜り込んだ義父の熱く荒い息があたしの内股を撫でる。上を見上げると、長押に掛か
った亡き姑の大きな額があたしを見下ろしていた。「お父さんをいただくわね」あた
しは無言で言った。とたんに義父の大きな舌があたしの開かれた性器を襲った。義父
は飢えているように首を振って舌を這わせた。義父の筋肉質の裸体が、あたしの体の
上を滑ってきた。「久美!ああ久美!今もう俺の女になるんだ!いいのか久美!」義
父の焼けた鉄のような男根があたしの手に握られた。「お父さん!いいわよ!あたし
ずっと前からお父さんが・・・」義父はあたしの体を大きく開きあたしの舌を吸って
言った「久美!言ってご覧?どうして欲しいか言ってご覧?」「イヤ!イヤ!」義父
とあたしのからだには紙一枚差し込む隙間もなく強く抱き合った。あたしはもう待て
なかった。「入れてほしいの」蚊の鳴くような声だった。義父は聞きとがめた「そう
か!そうかお父さんのこれが欲しいのか久美!」あたしは「いや、イヤ」とまた甘え
た。その瞬間ゆっくりと怒張したものが入り込んできた。あたしの熱い液体とそれは
解け合い、中でゆっくりと、しかし力強く動いた。義父の両手があたしの大きな尻を
抱え、荒い息を吐きながらあたしの陰唇の入り口をたたいた。
「あたしいっちゃう!」自分でも予想できない大きな声でそう義父に告げた。
「ああ、いい! 久美はいい!久美はいい!」
「お父さん!あたしいっちゃうわ!」
「いいよ、久美は先に行きなさい、俺は外に出す!」
「いいのよ、お父さん!あたしの中にいっていいのよ!」
「だめだ!妊娠したらどうするんだ!」
「妊娠してもいいのよ!あたしお父さんの子なら・・」
「修一に知れたらどうするんだ」
「わからないから大丈夫よ、だからお父さんも来て・・」
義父に限界が来ていたのだろうか、突然あたしの膣の中で、義父の男根が跳ねた。
そして熱い液体がほとばしった。長い射精であった。そしてあたしもいった。
二人とも呆然としたまま、後悔もせず、むしろ、これから長い間あたしと義父の
深い愛情と強い快感で結ばれた関係が続くことへの期待のほうが大きかった。