年令はお許し下さい。
もう・・結構いい年になっています。彼の事もあり、私達の詳しいことは書
けません。でもコノコーナーを読ませていただいていて、ふと私のあの日の
事を皆さんに知っていただきたく思いました。最近の話ではありませんの。
名前も仮名です。
下の娘幸子が初産を迎えました。住い近くの産婦人科に入院し、お産に備え
る事になりました。
「悪いけど・・直彦さんの事お母さん、、面倒見てあげてくれる・・?」
娘のたっての頼みと、夫の勧めもあり昼間は病院、夜は私が幸子の家に泊ま
り、ご主人の直彦さんの世話をする事になりました。
最初の日は何事も無く終えましたが、次の日だったと思います。直彦さんが
お酒を飲んで帰宅しました。かなり酔っていましたので、そのまま茶の間で
寝てしまっ他のです。私は布団だけかけてあげ、私は娘の部屋で休みまし
た。その夜の事でした。直彦さんが何を勘違いしたのか、夜中に私の所に入
って来ました。幸子夫婦は寝る所を別々にしていましたので、幸子と勘違い
したようです。そのままいきなり私の横に入ってきたのです。
「幸子・・。」
お酒臭い息を吐きながら・・私の身体に抱きついてきたのです。
「直彦さん・・違うわ・・私よ・・私・・」
驚いて必死に彼に人違いを知らせるつもりでした。
娘の体型と私の体型があまり違いがない事も悪かったのです。
灯かりをつけようとして、ベッドサイドのスタンドに手を伸ばしました。
その間にも、直彦さんが私の身体をまさぐっておりました。
娘のパジャマを着ていましたので、夜目に幸子と勘違いしたのだと察しては
いました。
「直彦さん・・、ダメヨ・・直彦さん・・」
やっとの事で彼に人違いと気ずかせた時、パジャマの下から乳房がむき出し
にされておりました。
「お母さん・・・!」
直彦さんがやっと私だと認識したのですが、目の前に乳房を晒した私がいま
した。
酔いも悪い方に味方しました。
直彦さんの目に怪しい光を感じた時は事すでに遅しの感がありました。
彼の情熱の激しさは、私がしばらく遠ざかっていた感情を目覚めさせまし
た。
彼にとっても・・幸子の妊娠以来しばらく禁欲生活をしいられていましたの
で、その反動もありました。
気がつけば、私達は激しく愛し合っておりました。
「お義母さんの事、前から好きでした・・お義母さん・・」
例え嘘でも、そんな言葉を言われると女は弱い物です。しかも、私に女を思
い出させてくれている人です。私は理性を忘れ、彼の愛撫に身を任せてしま
いました。
翌朝、けだるい身体で目覚めた時、横で全裸で眠る直彦さん、同じ様に生ま
れた時の様な自分の姿に、昨夜の出来事が夢の中での事でなかった事を私に
知らせました。
直彦さんを起さないようにそっとベッドから抜け出すと、着替えを済ませ、
そのままキッチンへ向いました。
正直まだ身体に余韻が残っているようでした。
朝食の仕度を始めたものの・・昨夜の事が脳裏を横切りました。
2度愛し合いました。私に、まだそんな力が残っている事にも正直驚かせられ
ました。相手が直彦さんだったからです。一度果てた彼が・・そのまま私の
中に納めたまま・・たいした時間もおかずに再び私の中で復活をとげまし
た。一度点いた私の情熱の火は、すぐに燃え広がりました。
たて続けに何度も逝かされ、女としての歓びを与えられました。
不思議に、娘への罪悪感は感じませんでした。私は女として愛されたと感じ
ていたからです。直彦さんが私と知って抱いてくれたのですから。
朝食の仕度を終えた頃、直彦さんが姿を見せました。
彼もどうやら、昨夜の事を実感したようでした。
私の方から声をかけました。
「おはよう・・。」
「アッ、おはようございます。」
「支度出来てるから・・食事なさって・・」
直彦さんが戸惑っていることは判りました。
あえて私はそれには触れませんでした。
でも・・そのうち、
「あの・・お義母さん・・その・・」
彼がバツ悪そうに口を開けました。
「謝ってはイヤよ・・謝らないで・・私は直彦さんに愛してもらったと思っ
てるのよ。」
「お義母さん・・。」
「あなたに謝られたら・・ただの過ちになっちゃうでしょう。」
私は彼にそう言いました。それはイヤでした。単に身体を利用されただけな
んて思いたくはなかったのです。
「お義母さん。」
私の意外な言葉に彼の方が驚いたようです。
「愛してくれたのよね・・そう思っていいでしょう・・私。」
直彦さんはキッチンに立つ私の所にやってきました。
「お義母さん・・もちろんですよ、夕べ言った事は本当の気持ちですよ。」
彼が私の型に手を置きました。そして、私をその腕の中に抱き寄せました。
「お義母さんが欲しくなりました・・今すぐに・・」
「エッ! 直彦さん・・そんな・・。」
驚いていました。だって昨夜2度もしたのに・・また彼は私を欲しがってる。
「お仕事はいいの・・?」
「今日は休みます。いけないですか・・お義母さん?」
私は彼のその言葉に、今日と言う日が私にとって素晴らしい一日になると確
信しました。
直彦さんとは今も静かに進行しております。