余りにも当たり前になりすぎてたから油断しちゃったんだよな…。
「あんたさぁ…いい加減キモいから言っとくけど、私のパンツ弄るのやめてくれない?」
言われた瞬間にパニックですよ。
「な、何が?何のこと?」
しどろもどろになってる時点で自白してるみたいなもんなのにそれでも何とか誤魔化そうと足掻いてみた。
「もう良いから。別に責める気は無いから。ただ止めてくれたらいいだけだから。」
頭真っ白。
言葉通り、怒ってる感じじゃなく呆れ果てたような顔で話す姉。
ただ、次の言葉はもっとデカい爆弾だった。
「一応言っとくけど…私だけじゃないからね。お母さんも知ってるから。あんたがお母さんの下着も弄ってる事。
お母さんは『そのうち飽きるからほっときなさい。外で人様の下着盗むよりよっぽど良いわ』って笑ってたけどね。」
もう俺、顔が上げれなかったよ。
恥ずかしさと居た堪れなさで死ぬかと思った。
考えてみりゃ毎日、母ちゃんか姉ちゃんの下着舐めたりぶっかけたりしてたから気付かれない方がおかしいんだよな。
最近は終わった後の片付けも雑になってたのかもしれない。
「ごめん…」
「とにかくもう止めてね。お母さんのもよ。」
これが昨日の夜11時の姉弟の会話。
朝ごはんの時は姉ちゃんも母ちゃんも普通だったけど内心はどう思ってたのか…。
母ちゃんは姉ちゃんが俺に話した事を知らないのかもしれないけど、自分の下着に息子が精液ぶっかけてた事は知ってる訳で…恥ずかしくて死ねる。
これからどうしよ…。