不良の姉を持つという事は、その弟にとってあまり良い事ではない。姉は小学校6年くらいには、既にヤンチャな同級生とつるんでいた。そして中学1年になると、姉を含む小学校6年の頃のヤンチャ娘グループは見事、髪の毛が茶色になり、ピアスをつけ、スカートが短くなり、あるものはタバコを吸い、あるものは友達の家に泊まり歩いていた。高校の頃になると、ピンクで塗装された先輩から譲ってもらったというヤンキーが好きそうな原チャを乗り、帰るのも外泊などが当たり前、なんとか高校を卒業できたからいいものの、それからは定員割れで受験者全員合格の4流短大に入ると時代もかわって、不良やヤンキーなんてのが時代遅れになったせいか、つるむ友達を変えたせいか、一気にオネーサン路線へと進路変更。そして短大を卒業し、現在、地元の地域銀行で働いている。
ウチの母が言うには、「ウチの子は薬物やったり、妊娠したりってのがなかっただけマシ」と言う位、姉は中学~高校に渡ってヤンチャしていた。その弟であるオレは、そんな姉を持つ事によって多少とも迷惑をこおむる事がある。それは町を歩いていても、怖そうな不良から「お前○○の弟やろ?ネーチャン今なにしてるん?電話するよう言ってってや」等という、姉に関する依頼ごとも多く、学校では先生方からも、○○の弟という目で見られてしまう事も多い。
そんな姉が居た事によって、オレは中学や高校の頃に、普通の一般的な男子生徒がまず経験しないだろう。という状況に何度も出くわした。今回はその一つを紹介しようと思う。それはオレが中学1年の頃、まだ小学校の時の延長線に位置するもっさりした男友達とつるんでいた頃の話だ。オレが中学の部活から帰る途中に、Aさんという不良先輩の家があり、ちょうどその前を通り過ぎた時の話だ。Aさんはオレの顔を見るや、「○○の弟か 何してるん?」と気さくに声をかけてきた。オレはかなりビビッてしまい、「家に帰るとこです」なんて当たり前の返事をした。しかしAさんの誘いで断れなかったオレは、半ば強引にAさんの家に上げられてしまうことになる。
家の玄関には、男物、女物の沢山の靴が散らかっており、どうやら両親は留守にしている感じだった。2Fのほうで話し声が聞こえる。オレはそのまま2Fにあがると、そこには既に姉を含む3名の男と3名の女がいて、タバコを吸っていたようだ。部屋が曇っており非常に臭い。季節はずれのコタツの隅にはチャンプロード等の改造バイク雑誌が置いてあり、落書きされた本棚には、今日から俺は、カメレオン、湘南純愛組と呼ばれる不良漫画が揃っていた。壁には中ランと呼ばれる少しタケの長い学生服がかかっている。オレはそんな中に急に飛び込んだ形になり、もちろん姉からは「お前何しにきてん、帰れ」といわれるわ、他の女からは「ええやん。○○君も一緒に話そうやー」や、男からは「同級に○○ってヤツおるやろ?アイツ調子のってるから、いつかしばいたろかなって思ってんねん」等いわれ・・。ともかく早く帰りたい一心だっだ。
そして居心地の悪い中も時間は刻々と過ぎて行き、その中から一組の男女が、そろそろ帰るわ。とAさん宅を後にした。その後には、オレ、姉、女 男 男の5名が残った。そしてオレを除く4名は、それぞれカップルなのだろう。隣り合わせに位置しており、じゃれあい方が、この人達は付き合っているんだなぁ、と、そういうものに疎い頃のオレにも理解できた。そして最初は4人(オレは空気のような存在でひたすら漫画を読んできた)で話していたのだが、暫くするとそれぞれのカップル同士でしか話さなくなり、、、そして姉カップルでないほうのカップルが布団の中で沈黙状態になったのだ。(このカップルは最初から2人でベッドの上に寝そべって話していたのだが、突然布団を頭までかけると、ヒソヒソと布団の中で話し、それから布団の中がシーンとしだした。)
当時オレはそんなに冷静に考える事も出来なかったが、ただ彼らは布団の中でキスでもしているのだろう、セクロスして・・・いやまさかw そんな・・友達とか隣おるのに、それはないやろ)と思っていたが、慣れない状況である為、周囲をチラチラ見たりする事が出来ず、ただマンガに集中する事しか出来なかった。
すると今度は反対側のコタツに座っていた姉とその彼氏もコタツに足を突っ込んだ状態で、タイにある寝そべる釈迦のポーズを取りながら何かを話していた。オレも姉とは反対側のコタツの面で、仰向けに寝ながら漫画を読んでいた。とりあえずオレは、この特殊な空気から、(後ろの2組のカップルは、それぞれ布団の中、あるいはコタツの中で何かをしているのは間違いない。)と確信した。だからといって、気を利かせて、この妙にシーンとしてる中、「そろそろ帰ります」とも言い出せず、、、オレはコタツが暖かく眠気もあった事で、そのまま漫画を置いて仰向けに寝て益々空気の存在になろう。と寝たフリをした。
そして、本当にコレ寝れるかもしらんな。と思い始めたとき、スピーカーから激しい音楽はなっていたが、人々の静寂を破る音声が響きわたった。姉ではないほうのカップルが布団の中から、「ちょっと爪イタイって」と普通に声を出したのだ。すると姉の彼氏もそのセリフに「お前ら何やってんねんww」とツッコミが入る。ベッドのカップルはそんなツッコミも無視して自分達の世界に入っているようだ。一瞬だけ場の空気が和み、このままこの特殊な状況も終わりか。と思ったのに、また元の音楽だけが大きいボリュームでなるだけの妙な静寂さにかえってしまった。
オレが気になって仕方なかったのは、ベッドのカップルではない。彼らはオレから見ても、知らないタダの学校の上級生であり、生きる世界の違う人である。彼らが何をしていようが気にもしなければ、関係もないと思った。ただ災難な事に、オレがこの空間に居合わせただけなんだ。と思っていた。しかし、姉となれば話は違う。今晩も一緒に食事を取るだろうし、これからも生活をしていくのである。そんな姉が弟の隣でセクロスをしているなんていう事実を中学1年のオレはどう受け止めたらいいのだろう。どうか姉だけは、せいぜい男とキスして、イチャイチャするくらいで居てほしい。と願った。
オレは状況確認の為、ゆっくりと頭をあげ、少し首を左に回し背後を見ると、ベッドのカップルの布団の一部が上下に微妙に揺れていた。(たぶんフェラしているんだろうな・・)となんとなくわかった。しかしそれを見たことによる興奮とかは一切なかった。そして姉の方が一番気になるのだが、どうしてもコタツがあって邪魔で上から見ようと思えば、大幅に体を起す必要がある。今はそれを出来るような状況ではない。それなら逆にコタツをすこしめくって、コタツの中から確認してみたらどうだろうか。と考えた。オレはゆっくりコタツをめくって中を確認した。すると見た時は真っ暗だったが、すぐに、チチチチという静かな加熱音とともに、オレの足が温かくなると、中も同時に赤い光に照らされ明るくなった。
中には4本の足が無造作に出ており、その中の姉のデニミニスカートの中に男の手が入っていた。姉は男の為に、左足を少し上げて軽く股を開いていた。オレは(うわ。。やっぱヤってるんや・・。でも入れてるわけちゃうし、、)というだからと言ってどうする事も出来ない場面に直面してしまい、思考停止した。しかし人間とは不思議なものである。一切、そういったものに免疫がないオレも時間が5分、10分と過ぎるにつれ、状況に慣れてくるのだろうか、思考回路はこう変化していた。(よく考えたらすごいよな。こんな人が横でセクロスしてるトコにいるんだから。ねーちゃん居るのは余計やけど)と。
オレはそれから眠って空気になる。という考えから、寝ているフリはしたままだが、一体これからどう変化していくのだろう。と気になるようになった。ベッドのカップルのほうは、ヤンキー流に言えば気合が入ってるというのか、それともタダの恥知らずなのか、若さの至りなのか、隣に誰か居てるという事も気にしないのか、声こそは立てないものの、ゴソゴソと姉達に比べればベッドの中で動いている様子だった。姉達カップルにはまだ羞恥心みたいなのが残っているのだろうか、ひっそりと物音立てないようにしていた。
オレは正直、ベッドのカップルを見ようという気にはなれなかった。万が一、突然布団から顔が出て、目が合ったりした時のことを考えたらとてもではないが凝視して観察できる気持ちにはなれなかった。しかし、一方姉は、ただ姉という大きな壁があるものの、安全圏に居ながら観察出来る事もあり、そして姉にはもうそれくらいでやめてほしい。という気持ちもあるので、寝たふりしたまま苦痛な時間を過ごすより、とりあえず観察してみようと思った。
そしてまた、ゆっくりとコタツをめくり上げた。中は先ほどと似た状況ではあるのだが、前回と比べて男の指使いは断然激しくなっており、姉が足を開く角度も大幅に大きくなっていた。コタツの光に照らされた明かりで見える中では、彼氏は姉の白いパンティの上からクリをめがけて男の指が集中的に摩擦しているのが分かった。クリを刺激すると、次は割れ目に沿って下からクリ向かってになぞり上げ、またクリを刺激すると、割れ目に沿ってなぞり上げをひたすら繰り返していた。誰がどうみても、意図的に姉のパンティを乱暴に割れ目の中に押し込んでるような、そんな感じだった。すると姉のパンティにはすぐに割れ目の形にそって食い込んできて、目を凝らしてみれば、その部分だけが湿ったかのようになっている気もした。
時折、姉の膝がビクンと揺れたり腰が動いたりもした。姉も男の指使いに感じているのだろう。すると彼氏は今度は次の段階で、パンティのゴムの中から指を入れて直接姉のクリを触り始めた。クリのポイントはオレにはパンティが隠して見えなかったが指がその中にはいって一点を重点的に摩擦した。もちろんうるさい大音量の音楽にまぎれて、姉の小さな吐息が聞こえてくる。するとコタツの中に姉の腕が入ってきて、刺激する男の手首を掴んだ。きっとあまり激しくしないで、という姉の意思表示なのだと思う。姉の膝も腰もビクンッビクンと揺れ動いている。男は最終的には指を中に入れると、上下に出し入れした。するとクチュクチュクチュと音がコタツの中だけに響き渡った。姉も男の肉棒をズボンの上からなぞるように触っていた。
そして姉の腰が急にえびぞりというか、キュー~~~~と反るようになり、最後にビクッ・・・・・ビクッ・・・と大きく二度動いたようだ。当時でもなんとなくわかったが、(これがイッっちゃった。ってヤツか。)と思ったものだ。するとまたヒソヒソ話が聞こえてきた。ベッドのほうでも会話が再会した。俺はそのまま寝たフリを続けて、気が付いたら本当に寝てしまった。次にオレが目を覚ますと、目の前でしゃがんで白のパンチラを見せた姉(姉はその頃、弟の前でのパンチラはきにしない)が俺を揺さぶって起していた。「そろそろ帰るよ」と。オレは「ウン」と起き上がり、先輩達に「お邪魔しました」とだけ言うと、姉と一緒に階段を下りて家に歩いた。姉は帰り道の中で、「A君のとこでたかってるって、オカンとかにちくったらころすで」と、まぁ、すなわち今日の事を言うなという事だろう念を押してきた。オレは「わかってるよ」と言い家に帰り母親の手料理を姉と一緒に食べた。