35年くらい前の話です。なので、台詞は曖昧です。
僕が高校2年の時に父が他界をします。葬儀が終わって、しばらくして母から『お父さんが多額の借金を残している。』と告げられました。
就職しても、毎月の給料は返済に回されました。それでも、母にどうこう言ったことはありません。払っていれば、いつかは終わるだろう。
ところが、いよいよ家に取り立てがやって来始めました。順調に返済出来ていると思っていたので、ショックでした。
そして、僕の会社にも電話が掛かってくるようになります。上司に呼ばれ、事情も聞かれます。無様でした。
そんな時でした。帰宅した僕に、母から告げられました。夜逃げでした。すぐに準備をして、夜10時に二人で家を出ます。
向かったのは駅でした。普段は乗らない夜の電車に、僕は旅行気分で、どこかウキウキしていたのを思い出します。
旅行気分の電車は、僅か2駅で降りることになりました。そこは小さな駅で、出ると真っ暗な場所でした。そこに、一台の軽自動車が停まっていました。
その車に乗り込むと、60歳くらいのおばさんが運転をしていて、母と親しく会話をしていました。その車も僅か15分走り、目的地に到着をします。
ラブホテルでした。
おばさんに連れられ、ホテルのフロントに挨拶を済ませた後、ホテルの駐車場の隅にある汚いプレハブ小屋に連れて行かれました。
倉庫として使われていたみたいです。僕達のために、荷物は奥に押し込まれ、布団が2つ何とか敷けるスペースが確保されていました。
まさか、ここで母と4ヶ月以上も過ごすことになるとは、思いもしませんでした。
その日は何とか眠りましたが、翌日起きてもすることがない。それどころか、ラブホテルの駐車場です。外に出ることもままならない。
空調もあるはずもなく、初夏も重なり、ただただ汗をかきながら、時を過ごしました。
その日の夜中の1時。突然、インターホンが鳴りました。壊れていると思っていたので、少し驚きます。
母が受話器を取り、話を終えると二人でホテルに向かうことになりました。
フロントに行くと、昨日のおばさんが中にいます。ホテルのフロントの仕事をしている方だと、ようやくわかります。
タオルを渡され、『204号室、空いてるから。』と言われて、母と部屋に向かいました。
中に入ると、ベッドはすでに荒れていて、誰かが使った後のようです。そうです、僕と母は使用済みの部屋に風呂に入りに来たのでした。
風呂に入れていない僕達を知って、お掃除の方が帰るのを待って、おばさんが気をきかせてくれたのでした。
その日から、夜遅いですが、僕達はお風呂に入ることが出来ました。
一週間くらいしてだったと思います。普段、深夜に鳴るはずのインターホンが、夜8時頃に鳴りました。受話器を取ったのは、もちろん母でした。
受話器を置くと、母は何も言わずに小屋を出ていきました。
帰ってきたのは、1時間後。母は黙って布団の中に入りました。僕は、母の身体から石鹸の香りがしていることに気がつきます。
でも、何も言わずに隣の布団に寝転がります。頭の中は、『母は売春してきたのか?』と問いかけていました。
『行ってくるから。』、そう母が言うようになったのは、もう10日くらいしてからだったと思います。もう、僕が全てを理解しているとわかったのでしょう。
この頃になると母の出勤も増えて、一日に2~4回、ひどいと連チャンで呼ばれることもありました。
49歳の熟女でも、需要はあるようです。
気がつけば、こんなところに住み始めて1ヶ月以上経っていました。毎日毎日に何もすることもなく、小屋でいるだけ。
いつの頃からか、母にあたるようになってしまいます。20歳なのに性欲も抑えられ、そこには母しかいない。やりきれなくなって来てたんだと思います。
そして、いつものお風呂の時間。おばさんにタオルを渡され、母と二人で使用部屋に消えました。
いつものように、僕が先にお風呂に入ります。急いで、このままオナニーを済ませることもありました。ところが、すぐに扉が開きました。全裸の母でした。