書こうと思えばいくらでもあるけど、無駄に長くなるので、こんな感じです。良かったら見て下さい。
今まであんなに居心地の良かった家にいるのがイヤで、バイトを始めた。何がしたいとかもなかったので、無難そうな大手の飲食店で。
お金が入るのは、素直に嬉しかった。そして世界観が変わった。特に人間関係については、大きく勉強になった。
仲がいいとか悪いとかもあったけど、職場の恋愛事情というか、男女間のやり取りが特に。
あの人とあの人が怪しいとか、あの人とあの人は、過去こうだったとか、ホントかウソか、わからない話しは沢山あった。これがそうなのかな?と思う場面も目撃した。
母と離れたからといって性欲が無くなる年でもないので、そこそこに関係も出来た。関係をもってから「実は誰々と前付き合ってた。」とか、「つき合ってはいなかったけど~」なんて打ち明け話を後で聞かさせる。知りたくもない情報提供は先に言え。ほんとイヤだった。
どこもそうなのかも知らないけど、社員と一部の大学生の楽園状態で、残る残らないは仕事やお金ではなく、それが一番の原因なんだって事もバイトを通じて知った。
そんな環境ではあったけど、バイトは続けてた。他のバイトでも良かったが、母が家を空けることが多くなり、帰りたくはないけど、そんな家にはさらに帰りたくなかった。
自分より後から入ってきた大学生の娘と関係を持つようになり、母とはさらに疎遠になっていった。自分の方が年は下でも、場数の分だけそっちは長けてて、色々やらしたし無茶苦茶な事も仕込んでいった。一人暮らしの娘だったんでやりたい放題だった。だが気づく、母の様な女にしようとしてるだけの自分に。
そんな自分に、アホと思う部分もあったが、母以上の女にしてやる!そんな曲がった感情を注入しまくった。
帰ったり泊まったりしてるうちに、段々家に帰らなくなり、生活の拠点は、その娘の部屋になっていった。
母もそれについては特に追求もしてこなかったが、全く帰らないのも、高校生には都合が悪く時々帰っては、母がいない時間に、タンスを開けて、見たことがない下着がある。これ着けて抱かれてんのかな?なんて事を時々してた。
バイト三昧で進路も決まらないまま時間は過ぎた。進学したかったけど、事情はわかってたので就職で考えていた。
夏休みになって母から提案をもらった。「一緒に旅行しない?」その提案にはのった。
二人で電車に乗ったのなんて、いつ以来だろう?会話もソコソコで、予約した旅館に着き、観光もせずTVを見ながら夕飯を待った。部屋出しの夕飯を食べて、やる事もないので風呂に行こうとすると「久しぶりに一緒に入ろうか?」小さい声で母が言った。すごく嬉しかったが、顔には出さず二人で、貸切風呂へ入った。
こんなにドキドキするのはいつ以来かというくらいドキドキした。
「背中洗ってくれる?」母の要求に、タオル越しに感じる質感。「シャンプーもお願いしちゃおかな!」あの頃の母がいた。「背中流してあげるね。」背中を洗ってもらっていると、柔らかい膨らみが、背中に密着してきて、感極まり少し泣けた。
部屋に戻ってから、会話は必要なく、全て注ぎ込んだ。
多分、隣の部屋に母の声が丸聞こえだったと思うが、そんな事は、どーでも良かった。
俺が一番なんだ。それを伝える様に何度も何度もイカして中に出した。グッタリした母をそのまま抱きしめ体全体で母を感じた。
落ち着いてから、封印されてた、これまでの話しをした。ずっと言い寄られてたのを頑なに断っていた事。それを受け入れるきっかけが、自分が、連れ込みまくってたからであった事など。なぜわかったのか?その時は聞かなかったが、今ならわかる。女の感の鋭さと調査力、プラス母親。
他の女を抱いた後に、自分が抱かれるのもイヤだったが、自分だけ取り残されてしまうのが、母は怖かったらしい。それまで断ってたのは、その人が嫌いで断ってたのではなく、俺がいるから必要なかった。が、理由だったらしく、そんなこんなで、その人を受け入れてしまった事など。
俺とは離れてしまったが、今が幸せだって事もわかった。
就職ではなく進学して欲しいと言う事も話され、大学は間に合いそうもなかったので、専門学校に進学する事にした。
その後、朝方まで母を愛した。
その夜の母は、熟していた。今までに見たこともないくらい、妖しかった。ただ残念な事も、大人の男に身を任せてる事も痛感させられた。
朝、旅館の前で二人で写真を撮った。
旅館の人にお願いして撮ってもらったが、親子に見えたのか?それ以外に見えたのか?もしも母の夜の声がこの人たちに聞こえてたら、なんて考えると恥ずかしくもあったけど、二人ともいい笑顔で撮れていた。
帰りの電車の中で「あのさ、学校は家から通ってくれる?」と、お願いされたので、それからは家から通うようになり、大学生の娘との関係も次第に終わった。しばらくの小遣いに困らないくらいお金も貯まってたのでバイトも辞めた。
やめなきゃいけない、ダメだ!とは思っていた。旅館からしばらく自制していたが、一緒にいると我慢が出来ず、母を求めた。母も同じ考えだったが、肌が合うというか、相性が良かったというか、以前の獣の様になるのに、そう時間はかからなかった。時間は経った様に思うけど、変わらない温もりと粘膜に完全に魅了されてた。ただクセというか仕草というか、その人の影を時々感じるのがイヤだったけど。
三年の秋から冬は充実していた。一緒にTDLに行ってみたり、ラブホに行ってみたり。恋人なんてレベルは軽く超える存在になっていて、この時間が永遠に続けと思った。
母がネコの様に寄り添ってくる日は、会ってきた日だ。それも薄々わかってきた。帰ってきてすぐに風呂に入るのと、タバコの香り。同じ遺伝子を持ってる訳だし仕方ないかと、気づかない振りをしてたが、あの頃から始まったんだと知らされている様で、それはイヤだった。
年末になって、母が家を空けることが多くなった。仕事と言ってたが、会ってるのはわかった。
年が明けて母が妊娠している事を知る。まさか!とは思ったが、その人との子供と言い切ってた。それはそれで、ひと安心だが、これからの事を考えた。
母から「結婚を求められてる。」と話されて、状況も状況だし、それにはすんなり同意したが、今後の事も考え自宅からではなく、強制的に一人暮らしになる学校へ進路を変更した。あまり深く考えないでの行動だったが、入学金を入れる前だったので、それはすんなり進んだ。
妊娠したとはいえ特に体調に変化もなかったので、それまでと変わらない生活していたが、一緒にいられる時間が残り少ない事が、自分を焦らせた。
母は嫌がったが、それまで以上に抱いた。避妊の必要もないので、感情のままに抱き、抵抗する母の姿に新しい快感が芽生えた。自分の印を母に残したいと考える様にもなっていて、もう一つ場所を奪った。自分が初めての場所で自分専用の場所として。
キツさで、母が初めてというのは確認できたが、自分はこれが初めてではなかった。バイト先の大学生の娘で経験済みで、あの娘にはもっと激しく、恥ずかしい事を要求していたから。
罪悪感と後ろめたさはあったが、その人に会う日がやってきた。ホントのところはわからないけど、会ってみると、いい感じの人で、その人が笑うと一緒に笑う母に嫉妬したが、自分が引けば母は幸せになれる。と、これからの決心はできた。
引っ越しまで、残された時間は少なかった。遠くに行くことに母は反対したが、最終的には納得してくれて残された時間は極力離れないように過ごした。母を膝の間に寄りかかる様に抱いてお腹を撫でて、「男の子、女の子どっちかな?」なんて擬似夫婦っぽい事もしてみたりした。終盤は、お腹をいたわる様に抱いた。中に出されるのを母がイヤがってきたので、口に出す事が多くなったが、隙をみては中に放出した。胸が少し大きくなったかな?気のせいかもしれないけど母の体に変化?も感じた。
その頃、残業する日が無くなってた。多分、妊娠が理由で無くなったのではないだろう。残業は会う口実だったと思うから。
後は引っ越しを待つだけになって母から提案があり「またあそこに行こうか?」と旅館に行ってきた。「二人で、こんな時間過ごすのは、これで最後かもね。」短くも楽しい時間だった。湯けむりの中の母がやたら愛おしく思え、その夜は中で全てを受け止めてくた。俺を満足させようとする母の表情や姿に離れたくない気持ちで一杯にさせられた。
引っ越しの前の夜、ネコの様に母が寄ってきた。これで終わりの様な話っぷりだったが、親子の関係が切れる事などある訳でもなく、今までの事を楽しくじゃれ合いながら話しして、濃密な時間は終わり。
次の日、俺は出ていった。
学費やその他諸々は、あの人が出してくれた事を進学してから知った。そしてその年の9月に母が女の子を出産した。
4月に入籍したばかりで邪魔をするのも悪いと思ったことと、会ったら感情を抑えられるか不安だったのと、妊娠後半の母を見たくなかったこと。そんな理由で、引っ越ししてから、母に直接会ってなかったが、妹の様で妹じゃない赤ちゃんを見たい。というか会ってみたいと思いが、母の元へ自分を向かわせた。
当時は宇多田ヒカルのFirst Loveが、どこに行っても流れてたのを覚えてる。