経験値稼ぎ
友達と噂し合ったコトがあります。
「『あの方(かた)』ってさぁ、彼氏いんの?」
実は『あいこ』のコトを『あいこ』と呼ぶコトは、僕たちの間ではタブーでした。いつからか『あの方』の呼び名が定着していました。理由は…、色々と紆余曲折、変遷推移がありまして…。…とにかく、名前を呼んじゃマズイんです。
「いないんじゃない?」
「いないよ、きっと!」
「『あの方』が普通に『付き合ってる』ところが想像できないね。」
「できないね~。」
「でも、さ? 見た目はそんなに悪くないよね?」
「…お前、チャレンジャーだなぁ(笑)。」
「(小声で)『まちゃまちゃ』だぜ?」
「でもさ~、エロい目で見れば、『土屋〇ンナ』に見え…なくも、ないか? …ないね?」
「あっ、俺、それ分かる!」
「問題は、顔じゃないだろ~?」
「だよね…。」
「『あの方』さ…、凶暴過ぎるんだよ。」
「もし、付き合ったらさ、心身ともに持たないよ。」
「持たないね!」
「毎日、ヤバいよ…、きっと。」
「ヤバすぎだよね?」
「何だよ、お前さっきから…、『ザキヤマ』かっ!?」
「…ですよね~?」
「いや、『ザキヤマ』テク、アリなんじゃね?」
「何とか、『笑い』の方向に、いつも持っていくテクな?」
「疲れる~。」
「毎日『ザキヤマ』かよ…」
「いっそ…、『ザキヤマ』になるしかないんじゃない?」
「う~~~ん(バカ中2男子たちの真剣な苦悩)。」
「…か、『猛獣使い』?」
(大爆笑)
以上、諸般の事情によりオフレコでお送りしました。
僕はその『猛獣使い』への階段を、一段ずつ上らされ始めていました。内心、すっごい不安と恐怖にかられてましたが、目の前のマンコが、それを和らげてくれてました。ホントに女性のマンコは偉大です。
僕の取らなきゃいけない『道』は、『ザキヤマ』か『猛獣使い』か、それとも『石田純〇』しかありません。何となく僕の場合、ムチの代わりにチンポが有効みたいなので、姉の言う通り練習台になってもらって、チンポのスキルを上げるしかないようでした。
姉が広げた太ももの外側から手を回して、器用に指先でマンコを開いたり閉じたりしました。『クニャ』っとマンコ肉が変形して指が滑る度に、軽い『ショリ』っという毛との摩擦音がしました。
「…練習させてくれるの?」
僕は、ついさっき『ヤラせないわよ!』と言い切った姉が、パカッとパックリ見せているコトには一切ツッコまず、チンポトレーニングホールが開くのを期待してました。最低です。
「可愛いバカな弟と、手のかかる親友のためなら~、お姉ちゃんが一皮剥こう。えいっ!」
姉がピンクのマンコを『ムニュー』っと広げ、ちっちゃく『くりっ』とクリトリスの包皮を剥きました。ピンク色が赤みをまして、明るくツヤツヤと輝きました。マンコ肉も赤く膨らんで、マンゴーのようにふっくらしてきたら、パックリ割れた奥の奥から『ツーッ』と白い糸のように、一筋の液が垂れてきました。
その白い筋を見ていたら、僕の頭の中も真っ白に染まってきました。ギンギンのヤツをギューッと握って、白い糸を絡め取るようにチンポの先で拭い取って、それをそっと入口の回りにに擦りつけました。
「あら、そんな『焦らしテク』教えたっけ?」
姉がチンポをすぐに突っ込まなかった僕を、ちょっと誉めました。僕は誉めてもらうと伸びるタイプなので、嬉しくなってさらにクリトリスまで、チンポでつついていじくりました。
「…もう、いいって! 時間無いんだからっ!」
せっかちなバカが、弟の細やかな雰囲気作りなど全部無視して、挿入を急かしました。ムカつきましたが、黙ってチンポを挿入しました。
「…はい、そんで、チンポを突くっ、突く~っ!」
バカは多感な中2の敏感なチンポの刹那さをも無視して、ハードなチンポ特訓を命令しました。僕の身体は、まだ慣れないエロい刺激で、独りでにビクンビクンと過敏に反応しました。そして、また、
「あっ…、ああ~っ、あひひぃ~っ!」
と、情けない声が勝手に口から連発されました。姉はそんな僕のケツをバシバシ叩き、
「なっさけないわね~~~っ! そういう声は、『あいこ』にさせなさいよ~っ!」
と、発破をかけてきました。僕は『あいこ』の名前を聞いて、自分自身に『頑張れ、頑張れ』と言い聞かし、込み上げる情けな~い声を『ちょっと』噛み殺しました。
「そうそうっ! 教えて上げた『「の」の字』の動きも忘れないで~。」
また吹かせ始めた『姉貴風』に、ちょっとイラつきながら、僕は教わったチンポの動かし方を練習しました。でも、ちゃんと教わった通りに出来ているのかは、全然分かりませんでした。でも姉が、
「あはっ、ちゃんと出来てる。出来てるね~。」
と、教えてくれたので、俄然ヤル気が湧いてきました。『そういえばもうひとつ、横に回す動きも教わったな』と思い出し、クリクリと中でチンポを回しました。
「う~ん、いい感じ~。なかなかイイ動きしてるぅ~。」
僕は『あいこ』と付き合った後に待ち受ける、数々の『緊急事態』や『修羅場』、そして『大惨事』は一切考えず、『あいこ』の熱くて、きつくて、気持ち良いマンコを思い出して、ひたすら姉のマンコにパコパコと往復運動をし、クリクリと回転運動を繰り返しました。
「ああ…、あんっ、いいよ、ともゆき…。」
それまで肘をついて上半身を起こしていた姉が、両腕を僕の首に回してぶら下がりました。太ももで僕を挟みながら、クイクイッと腰をしゃくりあげてきました。
姉の吐息が僕の耳元で感じると、グギュギュッと射精感が込み上げてきました。僕は我慢出来なくなって、
「姉ちゃん…、姉ちゃ~ん!」
と、訴えました。姉は、『はあ、はあ』と吐息を織り交ぜながら、
「いいよ…、ともゆき。…出してみな…。」
と、許してくれました。僕の離陸滑走路に白いジャンボが侵入して来ました。僕は大きく息を吸い込んでジェットエンジンを回しました。
すると、なぜかお風呂場にタバコの匂いがしてきました。僕は、ハッと振り返りました。
「盛ってんじゃねえ~~~よ。」
ここに居るはずがない『あの方』が、入口でウンコ座りしていて、煙を吹き掛けてきました。