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妻には、下の娘に見せない様に、『自分たちの「愉しみ」をする』とは、言いましたが、私は『愉しみ』よりも、下の娘に『悪戯』したくて溜まりませんでした。
仕事中でも、ふとした拍子に、娘に悪戯する事を考えてしまいます。
上の娘に、本当の自分自身をさらけ出したのは、今の下の娘の年齢より、ずっと後の事でした。
妻に手助けしてもらいながら、上の娘を犯しました。初めて娘の中に押し入った時の、黒い欲望が満たされた恍惚は、何とも言い表せない快感でした。
悪魔に心臓を鷲掴みにされて、暗黒の底無し沼に押し込み、沈められる様な、恐怖と苦痛、絶望感と快感が、ないまぜになった様な感じでした。
家に帰って、可愛い下の娘の顔を目にすると、もう一度、禁断の実が味わいたくて、欲情が溢れかえり、理性のタガが外れそうになりました。
こういう時、私はいつも思い出す絵画があります。
ゴヤの『我が子を食らうサトゥルヌス』です。
「また、パパの悪い病気が始まったわ。」
下の娘を見る、私の異常な眼差しに気付くと、妻は呆れた様子で言いました。私は平静を装っていましたが、妻には全部、見透かされていました。
元より妻には、上の娘の時と同じく、その時が来れば、全て打ち明けるつもりです。そして、妻の許しと、協力を得なければなりません。
妻は、いつでも私の願いを、聞き入れてくれました。
愚かな私は、世の中の『女』という存在を、誰一人、心から愛する事は出来ないのです。私は、全ての『女』を憎み、嫌悪しています。それは、妻と娘たちでさえ、例外ではありません。
そんな自分自身、無自覚で、また認めたくなかった心の歪みを、私に気付かせてくれたのが妻でした。
こんな私が、かろうじて人間として存在し、社会生活をおくれるのは、全てを受け入れてくれた妻が、私を理解し、この世につなぎ止めていてくれるからです。
上の娘は、そんな私を少し軽蔑しています。自分を犯すだけでは物足りなくて、妹にまで手を伸ばそうとしている父親が許せません。当然だと思いました。
でもそれは、『嫌悪』からでは無く、『嫉妬』の裏返しです。この娘も妻と同じく、愚かな私を理解し、許してくれています。
「パパは、私が好きなんじゃないの?」
と、詰め寄ってきました。それを見て、妻は苦笑していました。
上の娘は、幼い肢体を私に預けるようになってから、少し独占欲が強くなりました。私の何気ない言動にも、嫉妬心が湧くようです。嬉しい事です。
愚かな私でも、娘を愛おしいと思う気持ちが強くなりました。
妻が、下の娘を寝かしつけに子供部屋へ行くと、入れ違いに上の娘が、寝室へ入って来ました。
娘の苛立ちは、まだ収まらないようでしたが、私の前で、可愛らしい下着姿になり、その幼い肢体を、すすんで私に預けました。まだ私を受け入れられない、小さな妹の身代わりをするかのようです。
私は裸になり、ベッドの縁に座りました。娘を抱き上げ、私の勃起したモノが、下着越しでも十分、娘のワレメに食い込む様に、膝の上に乗せました。
娘のキスは、だいぶ上手くなりました。こっそり母親から、手取り足取り教えてもらっているからです。妻と遜色なく、私の唇を吸い、舌を絡めます。
その内緒の練習を、私もコッソリ覗いた事があります。とてもエロティックで刺激的でした。私は廊下の壁を汚しました。
か細い肢体を抱きしめ、まさぐっていた私の腕から抜けると、娘が愛撫をしてくれました。これも練習の成果が現れています。幼い指が私に触れる度、私の身体がゾクゾクと痺れました。
私は足を広げ、娘をひざまずかせました。幼い瞳で私を挑発しながら、勃起したモノを愛撫し、焦らす様に可愛い舌で刺激します。
小さな口が私のモノを含むと、一気に頭の中が痺れました。持て余し気味に、先の方だけですが、一所懸命にしゃぶってくれます。
妻の舌で直接教えてもらった舌使いは、私を満足させるのに、そう時間はかかりませんでした。私は喘ぎ声を上げ、ほとばしりを娘の口内に放ちました。
娘はむせる事も無く、上手に受け止めてくれました。微笑みながら、自慢げに口を開き、抜き取った私の欲望を見せました。その口元から、私の濁った汁が、娘の唾液と混ざって溢れて、漏れました。
私は両手でそっと、娘の顔を上向かせ、小さな杯から溢れた白濁汁をすすりました。娘と口を密着させて、口の中でお互いの唾液と、精液を舌で混ぜ合いました。
口の中が、熔鉱炉の様に熱く感じられました。熱く溶け出した様な欲望の液体を、二人で喉を鳴らしながら飲み込みました。そして、精液の味が無くなるまで、舌を絡め、吸いました。
娘は全て飲み干すと、もっと欲しいと言わんばかりに、口の回りを舐め、私を見上げて微笑みました。
薄明かりの寝室で、それは白く輝いて見えました。
はいずりながらさ迷う私の、罪深き夜の闇を照らす、月の光です。
私は娘から罰を受けようと思い、手に乗馬用の鞭を持たせました。