『こんな事しちゃ駄目』心は戒めます。でも声は出ませ
ん。スカートの上を這う兄の手が、裾を潜り捲り上げながら
内腿を伝います。『今ならまだ間に合う 振り払わなきゃ』
心とは裏腹に濡れ始めた私の体は、拒む事を許しません。
我儘に振舞う兄の指が人差し指と薬指で焦らす様にパンツの
縁を遊びます。「はぁっ」私の口から漏れ出した声が理性を
吹き飛ばしました。チュウ パンツの中ではしたない音を立
ててせがみます。 尚も焦らし続ける兄の指、ツツウ ツ
ツウ 我儘に振舞う兄の指が時折、チョン チョン と答え
てくれます。
チョンと触れる中指に腿が締まります。自由を奪われ窮屈
な中指が折れ曲がり、腫れ上がった突起をグリンと、くじり
ます。溜らず開く膝、とっくにカップを離れた私の手がテー
ブルの端に掴まり、必死で堪えていた声がとうとう出てしま
いました。
「お兄ちゃん ハアアアアッ」
兄の腕に縋り付いた私は、完全に体を開いていました。
仰向けに倒れこんだ私の上に覆い被さって来た兄は、胸を
はだけ鷲掴みにしました。への字に歪む眉で見上げる目を無
言で見下ろす兄は、目で『いいな』と言いました。私は瞼を
閉じて答えました。着て居た物はあっと言う間に剥ぎ取られ
素っ裸に成った私の両足を割って抱え込んだ兄に吸われ、舐
められました。剥き出しに成った股間に張り付く兄の顔がと
っても厭らしく、恥ずかしい音を立てます。
「お兄ちゃん 欲しい」
「...」
服を脱ぎ捨てる兄を見上げて待つ私の目に、そそり立った兄
が映りました。
『硬い 熱い うふふふっ 入ってる 奥まで入ってる』