ありがとうございます。もう少しだけ続きがありますので、よかったらお聞きください。姉と何もないまま何日か過ぎました。両親も週末は家にいることが多く、自分から姉にメールすることも少し気が引けて二人で会ったりすることもありません。そのまま4月の半ばになり、もう何もおこらないと諦めかけていた時に、両親からの一言でチャンスが巡ってきました。『ホームセンターに買い物に行くけど来る?』正直、両親とホームセンターなんて行くつもりはありませんでした。『行かないよ。』『そう。お姉ちゃんのシーリングライトを新しく買うから、あんたのも一緒に新しくしようと思ったのにね。』『えっ!』思わず大きく驚いてしまいました。『じゃあ、あんたのはお母さんが選ぶからね。』『いやいや、それなら俺も行くよ!』慌てて用意をしました。ライトはどうでもよかったのですが、姉がくるならまたきっかけができるかもと、ただそれだけです。用意を済ませ、両親の車に乗りました。運転は父、助手席は母、後部座席は僕と姉です。だいぶ暖かくなった時でしたので、姉は薄めのカーディガンと白シャツ、スカートは膝丈のスカートに網タイツでした。白いシャツは胸のボリュームでボタンのところが少し浮いていて、中のピンクのキャミソールが見えました。やはり、姉をいやらしい目でみてしまいます。『あんたも来るなんて珍しいね。』久しぶりに姉から話しかけてきてくれました。『さすがにライトは自分で選びたいからね。』『そうなんだ。』あまり会話は続きません。僕が意識し過ぎているのか、姉も意識してくれているのかわかりません。しかし、姉とまた関係を持ちたい気持ちが勝り、勇気を出して、そっと姉の手の上に手を重ねました。姉の手はピクっと動きましたが、手を引くことはありませんでした。顔は窓の方に向き、外を眺めているようです。両親は二人で話しをしていて、後ろを振り向く様子はありません。僕は姉から拒否の反応がなかったので、そのままホームセンターに着くまで指を絡めたり、手をつないだりしていました。やがてホームセンターに到着し、車を降ります。『お母さん達は庭の手入れ道具見てくるから、ライトが決まったら電話して。』両親は園芸コーナーに、僕と姉は家具のコーナーに別れました。両親が角を曲がって見えなくなると、僕はもう一度姉の手を握ります。『ちょっと…』姉は困った顔をしていましたが、構わず手を握り歩きました。姉は振りほどくことなく、しっかりと手を握りかえしてくれていました。少し歩き、ライトのあるコーナーにつきます。僕と姉以外、人はいませんでした。『姉ちゃんはどれにするの?』『どうしよっかなぁ~』
...省略されました。