近親相姦 兄×妹体験告白
よく読まれている体験談
2020/11/27 18:50:33(UJVpJmr9)
姫さん、弟さんへの淡い気持ち、伝わって来ましたよ。
続きを楽しみにお待ちしてますね。
20/11/28 09:49
(8G.DpALa)
スカルプチャさん、ありがとうございます。
つづき
「また、ケンカしたの?」(怒)
見た目が「女顔」という事で、女子にはモテたけど、男子にはヤキモチをやかれて、弟は毎日のようにケンカをしていた。
受験でイライラしていた私は、心配事が増えて、言葉や態度もきつくなった。
「傷の治療してあげるから、お風呂場に来なさい」
殆ど、背丈も変わらないほど大きくなった弟を浴室へ連れて行き、お説教しながら治療して、後で自己嫌悪に陥る。
(もっと「優しいお姉ちゃん」になりたいのに、)
志望校への推薦入学が決まった後は、受験ストレスの反動もあって、姉弟でデートできるようになった。
(私ってブラザーコンプレックスかも?)
と自覚したのは、弟が知り合いに「シスコン」と、からかわれた時だった。
普通の姉弟なら、デートなんてしない。
(もしかしたら、私達って相思相愛かも?)
と妄想していた。
でも「禁断の恋」だと思うと、気持ちは落ち込み、情緒も不安定になった。
高校生になった私は、弟に出せない「告白メール」を打ちながら、欲望をもて余して、オナニーするようになった。
「大好き、大好き、大好き、」
恥ずかしくなるような言葉を文章にして、嬉し恥ずかし行為に溺れた。
告白したいけど、告白したら姉弟ではいられなくなるモヤモヤした関係が悩ましかった。
その頃、中2の弟は反抗期に入り、家のなかでも父や母とケンカするようになった。
(なんで、みんな、ケンカばかりするの?)(怒)
仲が良かった家族が、いつの間にかケンカばかり。
弟の成績や進路の話では夫婦喧嘩にもなって、「離婚」するかも?と思える事態に陥っていた。
私も本気で、どちらの親につくか考えていたけど、弟と離れる事は嫌だったから、夫婦喧嘩の仲裁をしたり、弟の勉強の面倒もみるようになった。
自分の大学受験と、弟の高校受験の手伝いを両立するために、高校生活の半分以上は、必死に勉強していた。
つづく
20/11/28 23:32
(FSm3J5bg)
良作の予感がします。続きに期待(*゚∀゚*)
20/11/29 03:41
(SzkLapNk)
なんすぃさん、ありがとうございます。つづきある日、母が怒って実家に帰ってしまい、父が迎えに行ったので、私達は二人きりになった。(どうなるんだろう)私も不安だったけど、中3の弟は高校受験なのに、勉強も手につかなくなっていた。「もし、パパとママが別れたら、どっちと暮らす?」と私から聞いた。多分、その事を一番心配していると思った。父とは相性が悪くて、母は教育に厳しかったので、どちらかを選ぶのは究極の選択だった。でも私は、秘かに決めていた。「私と暮らす?」「お姉ちゃんは、高校を出たら、進学しないで就職するから、働いて家賃や学費を払ってあげるし、高校生になればバイトもできるから、一緒に頑張ったら、私達だけでも暮らして行けるよ」と言ったら、「本当に、それで良いの?」と聞かれた。「お姉ちゃん、いっぱい勉強してたし、大学を諦めるなんて勿体ないよ」「俺が働いて、お金の事は何とかするよ」と言うので、「二人が離婚しても、高校を卒業するまでは、二人に養って貰うけど、あなたは高校に行かないと、雇ってくれる会社なんてないよ」と言った。「でも、でも、お姉ちゃんが、俺の為に働くなんて、やっぱり嫌だよ。だから、俺が頑張って働くよ」と言ってくれた。姉弟の関係が深まった気がして、勇気がわいた。夜になって、母の妹が心配して、夕飯を作ってきてくれた。資産家と結婚したオバサンに、全てを話したら、「もし、姉さん達が離婚したら、オバサン家の子にしてあげる」と言われた。「姉弟で暮らしたかったら、オバサン家のマンションを一部屋空けてあげるから、子供はお金の心配なんてしないで、勉強してなさい」と言ってくれた。「ありがとうオバサン。俺、頑張って高校に行くよ!」と喜んでる弟の横で、私は泣くのを必死に堪えていた。「ありがとう」を言わなければいけないのに、言葉が喉に詰まって、涙がポロポロと滴り落ちた。「なに泣いてんのよ!」「あんたも私の子供みたいなものなんだから、困った事があったら、オバサンに言いなさい」と、もらい泣きしながら言ってくれた。凄く嬉しくて、私は声を出して泣いてしまった。弟も私の肩を抱いて慰めてくれた。温かくて、しっかりした腕に抱かれて、私の中の不安も消えて行った。(もう、何も恐くない)そう決意した夜、勉強する気にもならず、私は弟と暮らす生活を考えていた。(新婚夫婦みたいで実は姉弟)というラブラブな生活を妄想してたら、悲壮感は消えて、希望に胸が膨らんだ。翌々日の朝、二人で勉強しているところに、父が母を連れて帰ってきた。「二人とも、ごめんね。心配かけたね」「大丈夫だからね」と母が、別人みたいになっていた。どうやら実家で、オジサン(母の兄)と、相談にのってくれたオバサンに、かなり叱られたらしい。「あなたも泣いてたんだって?」「もう大丈夫、ママは二度と二人が泣くような事はしないから、許して」と言われた。(離婚しないんだ)と思ったら、チカラが抜けた。
...省略されました。
20/11/29 17:08
(GgUHQgtA)
つづき
弟の進学に喜んだのも束の間、高3になった私の受験が控えていた。
勉強に集中していた私は、誰かに「見られてる」と感じになった。
(自意識過剰になってるのかな?)
と思ったけど、視線の主が弟だと気づいて
(見守られてる)
と思った。
ただ、母は弟の行動に気づいて、
「アナタも、いつまでもお姉ちゃんの後ばかり、ついていってたら、大人になれないわよ」
と言うようになった。
母の監視を気にした弟は、親に隠れて覗き見するようになり、視線が気になった私が、部屋に呼んで
「どうしたの?」と聞いたら、
「好きだ」
と告白された。
「お姉ちゃんも好きよ」
と返したら、いきなり抱きついてきた。
「ちょっと、やめなさい、やめなさい」
と、腕を振り払おうとしても、私の身長を越えた弟のチカラに抗えず、そのまま唇を弟に奪われてしまった。
初めてのキスを、強引に奪われた私は、呆然とするしかなかった。
「どうしてワタシなの?」
と、至近距離で弟を見つめると、
「ごめん、でも、もう我慢できないんだ」
「お姉ちゃん、愛してる」
と言って何度も私の口を塞いだ。
頭がボーっとしてきて、チカラが抜けて行く。
「お姉ちゃん、お姉ちゃん、」
と言いながら、弟のチカラが緩んだ。
「分かったから、離して、」
と言うと、正気に戻った弟は、私のベッドに腰をかけた。
「あのさぁ、お姉ちゃん○○と付き合ってるって本当?」
と聞いてきた。
○○は同じクラスの男子で、私が生徒会長をしていた時には、色々と噂になった事があった。
「別に、何でもないし、噂になっただけだよ」
と言ったら、うちの学校の噂を、弟に流した犯人が判った。
どうやら彼に片想いしていた同級生が、自分の弟を使って、噂の真相を確かめようとしたらしい。
「誤解よ、本当に彼とは何でもないから」
と言うと、安心した顔をした。
「俺、やっぱり、お姉ちゃんと一緒にいたい」
それは両親の離婚騒ぎの時の話だった。
「俺、あの後ずっと、あの話を考えてたんだ」
「一緒にいられたら幸せだろうな、って」
私もずっと、同じ事を考えていた。
一緒にお風呂に入ったり、一緒に食事をしたり、親に干渉されない環境で、姉弟仲良く暮らしたいと思っていた。
でも、それは結婚できない相手だし、子供も作れないような歪な関係だと思って、口にはして来なかった。
ずっと、私の一方的な片想いだと思っていたから、弟の告白が嬉しくて、せつなくなった。
「キス、初めてだった?」
「うん、お姉ちゃんは?」
「お姉ちゃんも初めてで、ビックリしちゃった」
って笑ったら、
「ごめん、俺、さっきはつい夢中になって、」
「大丈夫、私は、あなたを愛してるから」
20/11/29 21:35
(GgUHQgtA)
思わず、何年も隠し続けてきた想いを、勢いで告白してしまった私は、恥ずかしくて何も言えなくなりました。弟も私の告白を信じられないみたいで、しばらく黙ったままでした。17歳でファーストキスなんて、恥ずかしいくらい遅いのに、何だか悪い子になった気がしました。とにかく大学受験を済ませてからと思って、気持ちを切り換えようとしたものの、隠してきた想いが溢れてしまい、気がつくと勉強中に、キスを迫ってきた弟の顔ばかりが浮かびました。平穏な家庭の中で、私だけがモヤモヤしている気分になると、ついオナニーしてしまい、それが日課になって行きました。(どうしよう。このままでは受験だって失敗する)気が散って勉強に集中出来なくなった私は、両親が旅行している時に、弟が入浴している浴室に乱入しました。「どうしたの?」と、弟は裸の私を見て、ビックリしてました。私は悪びれもなく、「二人しかいないんだし、お湯を沸かすのも勿体ないから、一緒に入りましょ」と、苦しい言い訳をしました。でも、何年も一緒にお風呂に入ってなかったし、二人とも身体が成長して、あの頃みたいにはならなかった。冷静を装ってみたけど、内心は凄くドキドキしていた。シャワーで身体を洗いながら、私に背中を向けてる弟を眺めていた。シャワーを止めると、「ねぇ、寒いよ。交代して」と私が言うと、弟は前を隠して浴槽から出ました。隠した手の隙間から、黒々と繁った陰毛が見えた時、弟が大人になった事を、改めて感じました。「ねぇ、お姉ちゃんの事、本当に愛してる?」告白から一週間も過ぎてから、私は気持ちを確認してみた。弟は黙ったまま、身体を洗っていた。「お姉ちゃんは、ずっと愛してたよ」と言っても黙ったままだった。(返事ぐらいしてよ)と思ったけど、聞こえないフリを続けていたから、「お姉ちゃんの事、欲しい?」と聞いた。一瞬で時間が止まった。シャワーの水音だけが響いている浴室で、二人は凍りついていた。(どうしよう。私はどんな答えを弟に求めてるの?)静寂は徐々に、重苦しい空気に変わって行った。「あのさぁ、欲しいって言ったら、どうするの?」質問を質問で返された。「待ってて欲しい」「今はまだ、覚悟も出来てないから、欲しいと言われてもあげられない」と答えた。「俺、まだガキだし、何にも出来ないし、姉ちゃんの覚悟ができるまで待ちたい」と言われた。本当は、今すぐにでもあげたいのに、臆病な私は何もしてあげられない。「ごめんね」「お姉ちゃん、情けないね」気持ちが溢れて涙が出てきた。「あなたはモテるんだから、私の事を待たなくても良いよ」「好きな女の子が現れたら、付き合っても構わないからね」心にも無い事を口走ったけど、それは私の「お姉ちゃん」としてのプライドだった。「大丈夫だよ。」「俺、お姉ちゃんが思ってるより、お姉ちゃんが大好きだし、愛してるから」と言われた。素直じゃない私は、
...省略されました。
20/11/30 05:14
(KEEj9.T/)
翌日、両親が旅行から帰ってきた。
私達の変化に気づいたのは母親。
「女の勘」が鋭い母は、いつも私や家族の事を見透かしていた。
父と三人で入浴していたのを止めたのも母親。
娘の私と息子の弟の仲を引き裂こうとしていた。
もちろん、普段は「仲良し母娘」を装っていたけど、最大の邪魔者でもあった。
「あなた、高校生にもなって、彼氏もいないんじゃ、ママ恥ずかしい」
と私に嫌みを言う事もあった。
「そんなのママには関係ないでしょ?」
「今は受験生で忙しいんだから、オトコなんていらないよ」
と、挑発する事もある。
私が部屋に弟を呼んで、色々と話していても、部屋にきて
「アナタ達、もう大人なんだから、話をするならリビングでしなさい」
とか
「なにお姉ちゃんのベッドに腰かけてるの?」
とか、やたらと干渉してきて、ゆっくり子供同士の会話もできない。
私達は、まるで同じ屋根の下で暮らしてる「ロミオとジュリエット」みたいだった(笑)
私が18になると夜中に夜食を作ってきて、弟がいた形跡を探すぐらい徹底していた。
母がいない日に、初体験を決行しようとしても、直前になって私が怖じ気づいてしまった。
志望校に入学して、19の誕生日も、クリスマスも、家で二人きりになる事が難しくて、私は運転免許を取る事にした。
サークルの友達が、彼氏とドライブした話を聞いて、ホテルへ行くのも便利だし、車内でもエッチができる。
不純な動機だけど、意外と簡単に取れて、私が母のクルマを譲り受け、母が父のクルマを使う事が出来た。
週末には大学受験で忙しい弟を、「気晴らし」と称して連れ出して、ドライブに誘った。
夜になると国道沿いにあるラブホのネオンが気になる。
バイト代を貰ったばかりの私が、弟に
「どんな所か、入ってみる?」
と誘ったら
「学校にバレたら退学になるからやめておく」
とアッサリ断られ、夜景が見られる駐車場で、キスをしたり、服の上から身体を愛撫したりするようになった。
頭の中はセックスの事でいっぱいになった私は、狭い車内の中で試そうとしたが、弟の方が
「気が散って出来ない」
と言い出した。
結局、大学に合格して、高校を卒業するまで、オアズケ状態になった。
弟が高校の卒業式を終えると、母に隠れて弟を迎えに行った私は、クルマに着替えを入れて、車内で制服を着替えさせて、以前から目をつけていたホテルに直行した。
初めてラブホの駐車場にクルマを止めた。
「やっと、これで私も卒業できる」
と思って、中に入ると、部屋を待っているカップルがたくさんいた。
「なんだか、病院の待合室みたいだね」
と弟は言った。
確かに、診察前みたいにドキドキした。
初体験で失敗したらどうしよう、と思う不安と期待が入り交じっていた。
順番が来て空いた部屋は、一番安くて、初体験の部屋としては不満だったけど、急いで帰らないと、両親に何を言われるか分からなかったから、そこに決めた。
鍵を貰って、エレベーターで階に着くと、他の利用客が部屋から出てきた。
思わず私は顔を隠したけど、同い年ぐらいの彼女は慣れた感じに見えた。
「みんなも、普通にしている事なんだから大丈夫」と思って覚悟を固めた。
20/11/30 15:37
(KEEj9.T/)
初体験のお部屋は、意外と広くて、入り口の写真で見たよりもキレイで良かった。前のカップルが使った痕跡もなく、大きなベッドに、真新しいシーツが敷かれていた。(大丈夫、大丈夫、)と自分に言い聞かせて、私は明るく振る舞った。「すごい!色んな物がある」「カラオケしない?」「テレビでアダルト番組やってるよ」と、テンションをあげようとしたら、弟が私を抱き寄せて、私にキスをした。「卒業おめでとう」と私が言うと、「ありがとう、大学に入れたのも、お姉ちゃんのおかげだよ」と言ってくれた。私達は、時間をかけてきた分、しっかり互いの愛を紡いで来れた。迷いは消えていた。予習もしてきたし、エステにも通い、午前中には美容院にも行った。(今日の私は完璧)「私、どうかな?」と言ったら、「キレイだよ」と答えてくれた。ベッドに横たわり、掛布を剥いで、白いシーツの上で服を脱がして行った。弟のたくましい手が、私の肌に触れると、そこが痺れた。1枚1枚、脱いでいって最後の1枚になったのは、弟のトランクス。私が脱がしたら、ビックリするほど大きなオチンチンが出てきて、(こんなに大きいなんて、)と思った。「お姉ちゃんのも見せてよ」と言うので、お互いに観察する事になった。弟の指が直接アソコに触れると、キュンとなった。「舐めて良い?」と聞いてきたから、私は黙ったまま、初めて弟のオチンチンに舌を這わせた。「解ったよ」と答えて、弟は私のアソコを舐め始めた。お互いに初めての物を目の前にして、気持ちが高ぶっていた。「美味しいよ、お姉ちゃんの、」と言われ、私も味なんて分からないのに、「アナタのも美味しい」と答えながら、私は予習した通り、先端部分を口にくわえて、舌で全体を撫でてみた。「凄い、凄いよ、お姉ちゃん、気持ち良いよ」と言って貰えた。私も凄く嬉しくて、夢中で舐めてた。「ねぇ、記念写真撮ろうよ」と言われ、ツーショットの写メを撮ったり、互いにオナニーしている姿を、スマホに記録した。そして、初めての挿入は、お互いにスマホを片手に、決定的瞬間を動画で撮影する事になった。「入れるよ?」と言っても、なかなか入ってくる感覚はなく、(弟のが大きすぎて入らないのかも?)と思ってたら、またアソコがキュンとなって、そのまま進入するような感覚が来た。「初体験は痛い」って先入観があったけど、意外と最初は楽だった。「お姉ちゃん、痛くない?」と言われ、「大丈夫よ。お姉ちゃんのは、どんな感じ?」「何だか暖かくて気持ち良いよ」と言われて嬉しかった。(あれ?ゴムをつけ忘れてる?)と気づいたのは、弟が腰を振ってきた後だった。(どうしよう。早く言わなきゃ)(でも、気持ち良い)
...省略されました。
20/12/01 18:38
(JLKcKa6c)
コロナ禍で、私も弟もリモートワークになり、結婚して子供のいる弟は、副業に宅配サービスを始めた。
結婚してから弟とは、なかなか会えなくて、私もカレを作ったり、別れたりを繰り返した。
(今年辺りは、結婚でもしようかな?)
と漠然と考えていたら、外出自粛とかで、出会いに警戒する動きが世の中に蔓延した。
最初は、リモートワークに忙殺されていたものの、馴れてしまえば、外出する口実もなくなり、暇になった私は欲求不満を募らせていた。
気晴らしに、仮想空間で妄想セックスしても、虚しく思っていた。
そんな時、弟に電話したら、
「この配達が終わったら行くよ」
と言ってくれた。
「多分、35分で行けると思う」
(何で細かい数字?)
って思ったけど、「職業病」だとスグに気づいた。
「待ってるね」
と言った後、急いで部屋を片付けて、メイクをした。
マスク生活で、目元以外をメイクするのは久しぶり。
ピンポン
とインターフォンが鳴り、玄関へ迎えに行くと、ヘルメットに防寒着を着て、背中に大きなバッグを背負った弟が
「久しぶり」
と言った。
玄関でヘルメットと防寒着と手袋を外した弟に、アルコールで手を消毒させて、私は着ていた服に除菌スプレーをかけて、ハンガーに吊るした。
「寒くなかった?」
って聞いたら、
「慣れたから平気」
と言うので、手を握ったら凄く冷たくなっていた。
「お姉ちゃんの手は温かいね」
と言うので、私は弟の身体を抱きしめて温めた。
そして、、、
20/12/01 21:40
(JLKcKa6c)
「ごめん、迷惑だよね?」
情けない私は、未だに未練を引きずっていた。
弟が最初に彼女を紹介してくれた時も、彼女が妊娠して、結婚する事になった時も、子供が生まれた時も、私は二人を祝福して、姉として応援していたつもりだった。
強がって、S女なんてやって、他のオトコを抱いていても、心から愛せない自分に気づいてしまう。
オトコと別れる度に、心の隙間を埋めるように、弟は私を抱いてくれる。
いつも私を抱き締めてくれるたくましい腕の中も、この日は冷たかった。
「寒かったでしょ?」
「暖まっていって」
姉らしい言葉とは裏腹に、私は弟に(温めて欲しい)と思っていた。
もう10年にもなる関係が、姉弟の不文律を変えた。
「何時までいられる?」
「遅くても11時までには帰らないと」
「だよね、(義妹)ちゃんも心配するよね?」
ずっと一緒にいたいのに、口から出る言葉は、お姉ちゃん口調。
(こんな芝居は辞めたい)
(自分にも嘘はつきたくない)
と思いつつも、弟の幸せを壊す勇気はない。
「うちでお風呂に入っていかない?」
「いや、湯冷めしちゃうし、姉ちゃんの作ったスープを飲んだら帰るよ」
まだ来たばかりなのに、もう帰る話をした。
弟には、帰らなければならない家があって、弟を待ってる家族もいる。
「今度、遊びに言っても良いかな?」
「あぁ、良いよ」
「いつでも来なよ」
と明るく答えた。
(行ける訳がないじゃない)
と思う自分がいた。
妻となった義妹と、二人の間に生まれた子供と、幸せな家庭を見たら、きっと嫉妬して、ヤキモチをやいてしまう。
もし、そんな態度を弟には悟られたら、私は嫌われてしまうだろう。
残酷なほど優しい弟に、私は翻弄されている。
「じゃあ、そろそろ帰るね」
と言って、玄関で身支度を整える弟に、
「帰り道も気を付けてね」
と笑顔で声をかけた後、私は衝動的にキスをした。
「姉ちゃん!」
と言った弟の腕は、私を抱き締めてはくれず、優しく突き放した。
弟が出ていく後ろ姿を見送って、ひとりになった寂しさを、寒くなった夜に噛み締めた。
20/12/03 00:56
(K1r9El9W)
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