私をオンナにしてくれた初めてのオトコは、同じ屋根の下でくらしていた弟。
弟をオトコにしたのはワタシ。
子供の頃から、いつも一緒にいたから、最初は単なる「家族」の一人と思っていたけど、初潮が来た頃から、男子として見るようになり、中学に進学して、周りが男子と付き合う年頃になって、初めて自分が弟に恋をしている事に気づきました。
でも、弟は私の気持ちに気づいてくれなくて、ずっと片想いしていて、凄く切なくなりました。
私は「お姉ちゃん」だから、弟に恋をしちゃいけないのも分かっていたけど、「好きになっちゃいけない」と思うほど、胸が苦しくて辛かった。
中学に入学してから、先輩や同級生から告白されるようになって、好意は嬉しかったけど、相手は「よその家」の人だから、誰とも付き合う気にはなれなかった。
当時の私は発育が良くて、オッパイも担任の先生と同じぐらい大きくて、同じ小学校から来た男子には、
「巨乳」とか「爆乳」と言って、バカにされてたし、ブラジャーのホックを外すイタズラでセクハラされていたから、男性不信にもなっていた。
唯一、家族だけが信用できる男だった。
弟とは中2まで父と3人でお風呂に入っていたけど、
「一人で入りたい」
って言い出して、父も私と入浴してくれなくなった。
家族のスキンシップがなくなり、寂しくて仕方ない時に、父と母が寝室でセックスしているのを目撃してしまった。
凄く悔しくて、父も信用できなくなった。
私と弟が生まれたのも、両親がセックスしたからだと分かっていたけど、何だかイライラしていた。
そんな時に覚えたのがオナニーだった。
高校受験の勉強をするようになり、何だか気持ちがムシャクシャした時は、パンツの上からペンでアソコを撫でながら、気持ちを落ち着かせていた。
弟が同じ中学に入学すると、同級生から
「弟くんカワイイね」
とか
「彼女いるのかな?」
と聞かれ、モテる弟が自慢の反面、誰かに奪われてしまいそうな不安を覚えた。
「ねぇ、紹介してよ」
とか、受験前だと言うのに、気が散る事を言う同級生に、
「私たち受験生なんだから、勉強が優先でしょ」
と言って、はぐらかしていた。
(弟がカワイイのは、子供の頃から一緒にいた私が一番知っている)
受験のプレッシャーもあって、イライラしていた。
つづく