願望は正直ありましたが、そんな関係は妄想のなかだけだと思って
あきらめていました。
もともと神経質な妻より父親である私を慕っていた娘ではありました
最近、元気がない様子の娘でしたので、
妻がたまたま留守だった先週の日曜日、
娘と二人きりだったので、娘にそのことを尋ねてみるといきなり
泣き出したのです。理由を問うと、失恋したとのこと。
(まぁ、この年齢の頃の恋愛はいろいろあるからなぁ~)
とはいえ、失恋のショックはだれでも同じこと。
「泣きたいときは泣いていいよ。我慢することは無い。」
「今はお父さんしか目の前にはいないし、言いたいことは言いなさい!
そして全部リセットできたら、新しい恋を探せばいいよ」
いま思うと自分でも恥ずかしい発言したなぁ~っと思います。
(こんな可愛い娘をフルなんて本当になんて奴!)
そういう怒りと娘への同情があったからでしょう(笑)。
しばらくは私の胸を借りて泣いていた娘。
髪をなでていると、ほんのり甘い体臭がしてきました。
(あぁ…、小さかった頃のにおいとはちがう、いい香り…)
泣き止むと、私の前で娘は言いたかったことを話し始めました。
私はウンウンと相槌を打ち、話を黙って聞いていました。
自分でも気づかないうちに、次第に物理的に精神的に娘に接近して
いったと思います。
異様な興奮の中、私と娘の間に男女特有の雰囲気が流れました。
そして、実の父娘は、キスを交わしていました。
(あぁ!)私は感動していました。たぶん娘もだと思いました。
娘を押し倒すと、無我夢中で娘を抱きました。
娘も動揺と戸惑いもあったんでしょうけど私の愛撫に答えてくれて。
たぶん、お互いに、自身の【浄化】を願っていたのではないかと
思います。
「…あぁ...おとうさん...。」
あえぎながら、泣いているようにもみえました。
私は娘を気遣えるような精神状態ではなかったと思います。
ただただ、娘を抱いている歓喜でいっぱいでした。