私自身の体験ではありませんが、実際にあった話です。
大学3年の時の時です。
八王子の安アパートに住んでいました。
隣の部屋に同じ年のA君と言う某大学の3年生でいわゆる、イケメン
が住んでいました。
女性を代わる代わる連れ込んではセックスを楽しんでいました。
私はベランダから覗き見してもよいという許可をもらっていまし
た。
彼女性のいない私にとっては、いつも楽しみにしていたものです。
ある夏の日の夕方、女性が訪ねてきました。
薄壁から微かに会話が聞こえます。
東京のことを話しているようで、会話の途中で「暑い、暑い」としき
りに言います。
同郷の女性友達だと思いました。
私は壁に耳を当ててA君の情事が始まるのを待ちました。
なかなか始まらず、今日はないのかなと思ったその時です。
ドタバタと取っ組み合っているような物音が聞こえてきました。
「なにするのよ!やめてよ・・」女性が周りに気を使うように低い
声で諭すように言っています。
そして畳の擦れるような音に変わりました。
「何を考えているの・・あなたは・・」
女性は呼吸を乱し、焦るように言います。