初めて投稿します。両親は幼いころ、父の浮気で離婚し、以来母子家庭
で育ちました。大学に進学したころ、母に彼氏ができ、それを不満に思っ
た私は、以前にょりもっと、実のお父さんに会いたいという気持ちが強く
なりました。それを母に相談したら、母は慰謝料や生活費の関係から、お
父さんの住所を知っており、もういい年齢になってるので会いたかったら
会ってもいいと言ってくれました。
母から教えてもらって、私は昨年の春、実のお父さんに会いに行きまし
た。お互いにぎこちない会話でしたが、うっすらと幼いときに感じた感覚
がよみがえってきたように思えました。うれしかったです。
それ以来、月の末にはお父さんのとこに遊びに行くようになりました。
母子家庭で育ったせいか、大学でも男性に誘われても、緊張しちゃってま
ともに話せない私は、今まで彼氏もできたことがありませんでした。
おお父さんのとこに行くのは私にとって【プチデート】みたいになって
いました。メイクやおしゃれに挑戦し、お父さんはすぐに私の変化に気づ
いてくれて、私はとてもうれしかったです。今までに会えなかった時間を
取り戻したいと、思い切り甘えたり、過度のスキンシップでお父さんが照
れる姿がとても愛おしく思えました。
今思えばそれは必然的だったと今は思っています。実の父娘ではありま
すが、長いタイムラグでお互いが親子としての実感が持てずにいたこと。
お互いが男女として意識していたのだとあとで気づかされました。
ある秋のプチデート。ドライブ休憩時、私とお父さんは、お互いにパー
トナーの存在について話しました。お互いにいないのはどうして?の問い
に、お父さんがお母さんとの離婚がお父さんなりにショックだったこと。
それで、女性関係で深い付き合いができなくなったことをきいて
私なりにじ~んときました。
そしてお父さんが私に対する想いを正直に話してくれました。
長いタイムラグで、実の娘とわかってるけど、実感がいまだにもてず、
若くて魅力的な女性といつしかデートしてる気分でいっぱいなんだと。
それは私の中にも芽生えていた感情だったので、(もう、じょうだん
(笑))と笑ってごまかせるような感じではありませんでした。
お父さんの言葉に揺れながら、自分のお父さんに対する気持ちも同じで
はないかな?と自身に問いかける自分がそこにいました。
お父さんの顔が私に近づいてきます。
拒否する代わりに私はお父さんのキスを受けていました。
ショックの中に冷静な私がいました。
全然いやではありませんでした。お父さんの一つ一つの愛が
私を包んでいくような感覚に身をゆだねていました。
そして私とお父さんは一つになりました。
お父さんに抱かれながら、なぜか涙が止まりませんでした。
ただ、幼いころに抱きかかえられた際の懐かしい体臭が
私の身体からしてくるのは何とも言えませんでした。