「遂に捨てたぜ!トヨキ」
親友がナンパした子とヤって卒業したらしい。これで俺の周りで童貞くんは
俺だけ…。いつまでも童貞じゃ馬鹿にされ続けると焦った俺は、帰宅してす
ぐに、母ちゃんに土下座したてお願いした。
「母ちゃんに一生のお願いがある!」
「何?」
「俺とセックスして…、卒業させてよ。」
「ちょっとちょっと、いきなりどうしたの?」
「……。」
「それって、母親に頼むような事じゃないでしょう?」
「友達全員、卒業したらしいんだ…、もう俺しか童貞がいなくて…。」
「これじゃ、毎日馬鹿にされちゃうよ。」
「はぁ…、男の子ってのは何でそんなにバカなのかしらね。馬鹿にされるの
が嫌だからって、実の母親となんて…、普通考えないわよ。」
「別に誰でも良いって訳じゃないよ、母さんの事好きだし、優しいからバカ
にしないと思ったから頼むんだ。」
「あのね、母さんとしたら後々後悔する事になるわよ。他人に言えるような
事じゃないんだから…。」
「でも…。」
「そんなに母さんとしたいの?」
「彼女が出来た時に後悔する事になっても?」
「うん。」
「そこまでされたら母さん断れないわよ。」
「じゃあ、いいの。」
「くれぐれも他人にも父さんにも言っちゃダメよ。約束できるよね。」
「うん。」
「遅くなると父さん帰ってきちゃうから…、今のうちに一緒にお風呂入るわ
よ。」
母に促されて一緒にお風呂へ向かった。