あなたと精魂尽き果てるほどの激しい交わりを終えて、
たくさん汗をかいたあとのひとときは実に心地よい。
その激しさはきっと周りを圧倒させるほどの凄みがあったやもしれず。
ふと見回すと、私たちと同じように、
それぞれのひとときを過ごした男女が余韻を楽しんでいて、
私たちをふくめてその肌からは、じんわりと湯気が立ち上っている。
私が気怠げにあなたの体から起き上がり、
あなたの中から私のものを抜き出した時、
私の隣にいた恰幅の酔い紳士の目にそれが止まったのだった。
「あなた、いいものをお持ちですねえ。
そんなすごいものにあれだけ責められて、よく彼女は壊れてしまわないものだ。
ほら、お前、よかったら触らせてもらいなさい。」
と、隣の自分の彼女の手を私のそれに伸ばすように促す。
その彼女は伸ばされ手を慌てて引っ込めるけれども、
私のその股間のものから目を離さない。
私は少し照れながら、いえそれほどではないと答えると、
「僕のはほんとうに小さくて、彼女には申し訳ないくらいでね。
それに年のせいかどうも途中で萎えてしまってね。
今もそうだったんだよ。」
彼は言いながら腰を上げ自分のものを見せてようとしてくれたのだが、
メタボリックの見本のような腹の下の剛毛に隠されたそれは、
近視の私には到底見えるものではなかったのだった。
ありがとうございます。無理して見せてくださって。
冷や汗をかいても、情事の後の汗に隠れて目立つことは無かったのだった。
あなたがおもむろに起き上がってきて、
私のそのものを誇らしげに、その細い指で握りしめるのだった。
これは私のものよ、と言わんばかりに。
でも彼女の片方の手は、
その紳士の小さなものにも伸びていった。
比べてみるのかい?
それなら入れてもらったらもっとよくわかる。