「狩」って、なぜ獣を守るって書くのかな、なんて考えたことありません?
肉食獣はいつでも草食獣を好き放題に狩って貪ってるイメージ。でも、実態はそうでもなくて殆んどは努力むなしく空振りばかり。だから幸運にも一度捕まえたか弱い鹿の子はその細く華奢な首もとに食らいついたら絶対に離さない。
牡の小鹿を前にして獰猛な牙を隠すのは容易なことじゃなかった。
直ぐにでも食らい付きたい欲求を必死に抑えながら作り笑顔で無駄なゲームに付き合ったり、クラスのイヤな奴とかのつまらない話に付き合った。
「パンツ……」
子供らしく唐突にそう呟いた彼は生意気に頬をほんのり赤らめてるのが笑えた。もちろん心の中でね。
「パンツ?」何のことかわからない演技で聞き返す。
「だって、……んふふっ」笑いながら細く短い人差し指で私の股を指さした。
「ああ、私のパンツかぁ」まだとぼけて見せる。
「なあに?もう女のパンツとか見ると楽しいんだ」からかうようにスカートを持ち上げて股を広げて見せつける。
「たのしー、つーかさ、んふふっ」照れて笑う牡の小鹿は優しさを装った獣に喉元を食らい付かれたことに全く気づいていなかった。
荒く生臭い息を吐きながらヨダレが垂れる牙を隠すのはもう限界、小鹿の座るベッドの脇に私も腰かけると小さな肩を抱き寄せた。
「?」おそらくその理由もわからず不思議そうな笑顔で見上げる可愛い獲物。
「ね、エッチなとこ、見セッコしょうか」
細い手を掴むとスカートの中に引き寄せた
「見たい、でしょ?」
「んふふふっ、、えへへ」
「みたくない?」
「あはっ、……みたいよ?、えへへへ」
「ママのとか見てるんでしょ?」
「みてる、モジャモジャ」
「あははつ、そっかモジャモジャかぁ」
「んー、スッゲえんだ」
「おばさんのはツルツルだよ?」
「マジ?なんで?」
「ぜーんぶ抜いちゃったから」
「マジで?ぜんぜんはえてないの?」
「みたい?……いいよ?」
「うんっ、みるっ!」
「でもさ、見セッコだからさ、●●くんもチンチン見せるんだからね?」
「あはっ、、んー、わかった」
心地よく生臭い空気が部屋中にたちこめはじめていたなぁ……あの狩りに成功した興奮は何年ぶりだっただろうか。