笑っている僕らに内心安心したのか、おじさんにも笑顔が見られるようになって、なんだやっぱり冗談だったんだと二人で顔を見合せホッとしたのもつかの間、おじさんの行動は段々とエスカレートしていきました。
ズボンの上から右手だけで撫でていたのが、両手でお尻の肉を揉むように触っていました。
気付かれないようにおじさんの表情を伺うと、口角は上がっていましたが、目が危ない感じでした。
もう1人の同級生の顔をチラッと見ると、完全に真顔になってしまっていました。
それを見た僕も不安になり、段々と異常な雰囲気を感じ始め、とにかく怖くて怖くて、おじさんが変な事を止める事を黙って祈り続けていました。
お母さん、お父さん、ここに来て。助けてと。
おじさんは少し上半身を起こし、キョロキョロと周りを見渡す仕草をし、人気がない事を確認すると触られていた同級生のズボンを下げました。
ニヤニヤしていた顔から、突然驚いた表情に変わった同級生は、僕らの真顔を見ると、今どんな状況であるのかを初めて理解し、みるみる青ざめていきました。
おじさんは無言で四つん這いの体制のまま恐怖で固まっている同級生のズボンをズルズルと膝まで下げました。
僕ら2人はターゲットになってしまった同級生に何も出来きず、自分じゃなくて良かったと思いながら、ただただこの状況から早く抜け出したいと心の中で祈るだけでした。
おじさんがターゲットである同級生(わかりずらいのでA君とします)のパンツに手を掛けたときに、もう1人(B君とします)の同級生が、おじさん!と声を発しました。
おじさんはその声に驚き、身を低くして隠れる仕草をし、誰もいない事を確認するとイラついた様子でB君に言いました。
誰か来たの??何で大きい声出したの??
ここらへんからおじさんの態度が激変していきました。
助けて貰ってこんな事言いたくなかったけど、おじさんの車の中に拳銃入ってるからね?
3人がその言葉に固まります。
(え?…ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ…)
のちに拳銃なんて持ってる訳がなかった事が判明しますが、ここで死ぬのかな?と本気で思いました。
おじさんは執拗にB君を脅しました。大人に強烈な言葉を何度も浴びせられたB君はすっかり縮み上がってしまっていました。
それを見ていた僕とA君も、このおじさんには絶対逆らってはいけない。絶対逆らってはいけない。と心の中で繰り返していました。
B君はあともう少しで泣くような感じで、目は真っ赤になっていました。
するとおじさんが今度は僕に声を掛けました。
君は大人しくて本当に良い子だね。
僕は何故か、おじさんに誉められると悪い気がせず、もっとおじさんに認められたいような気持ちになってしまったのです。
おじさんはB君が落ち着くまで僕と会話を続け、次にB君が落ち着くと、B君にさっきは怒ってゴメンな、君も本当は良い子なのおじさんは分かってるよ。もう大きい声出したりしないもんな?と優しくいうと、
と言うと、B君は嬉しそうな顔で、ハイ!と自衛隊のような返事をしました。
B君も僕と同じ気持ちになっているんだなとなんとなく思いました。
A君は僕らが話してる間に、ズボンを上げていました。
じゃ、ええと…A君だったかな。和やかになった雰囲気の中、おじさんは気を良くしてA君に話しかけました。ちょっと下だけでいいから脱いでみる?やっぱりA君でした。今思うと恐らくA君は僕らの中では一番見た目がよく、可愛い顔をしていたのでターゲットにされてしまったのだと思います。A君は、え~と嫌な顔をしたものの、和やかな雰囲気で安心したのかニヤニヤしながら下を脱いでいきます。おじさんの顔をチラッと見ると、やはり真顔になっていました。ちょっとそのままさっきのポーズになってみてくれる?さっきの…?とB君は小さく良いながら四つん這いになりました。おぉ…いいね…といいながらおじさんはA君のお尻の方に自分も四つん這いになろうとしゃがんだ時に、僕は見てしまいました。おじさんの股間は盛り上がっていました。そこで初めてというか、自分達を女の人(性の対象)として見てるんだと、本当に理解しました。変な事をしてるとは思ってましたが、男が男に興奮するという事実を知らないまま生きてきた僕らには、おじさんの股間の盛り上がりは、到底理解出来ませんでしたが、これを見ておじさんはホモの人間なのだという事を理解しました。おじさんは僕らに見られているのが嫌だったようで、僕らに言いました。ちょっと二人とも、もうちょっと草むらの奥に行って、おじさんが良いって言うまで後ろ向いたまましゃがんでてくれる?言われたまま、草むらの奥にB君と進み、後ろを向いて体育座りをしました。おじさんが僕らの後ろ姿に再び声を掛けました。何があっても絶対に後ろを振り向いたらダメだよ。振り向いたら鉄砲撃っちゃうかもしれないからね。穏やかな口調で強烈な事を言いました。また僕ら二人に緊張が走り出した時、また三度僕らに釘を指すように言ってきました。A君が叫んだりしても絶対振り向かないでね。振り向いたら…まぁそこまで馬鹿じゃないと思うけどさ。B君がひそひそと僕に話し掛けました。ねぇ、◯◯君、おじさんA君に何するのかな?殺されたりしないよね?B君の言葉に一気に不安になりましたが、不安な気持ちを払拭するようにB君に言いました。おじさんの言うことをちゃんと聞いてれば帰してもらえるよ。みんな。B君も静かにして。会話が聞こえてきました。舐めてもいいかな?…え~ちょっとだけ…ね?…う~ん…ダメかな?…何か唾で濡れるのが嫌だな…濡らさないようにするよ?濡れるよ…A君は何とか回避しようと健闘している様子でしたが、恐らく無理だろうなと子供ながらに思いました。じゃ触るのはいい?…う~んさっきみたいに撫でるのは?…う~ん…撫でるだけなら…ってもう撫でてるし…じゃA君には三万円あげようかな?…う~ん…舐めてもいいかな?…好きにしたら…ありがとう。そんなやり取りの後に、音が聞こえてきました。クチュクチュクチュはぁっはぁっグチョグチョ…拡げると痛い…あぁごめんごめん…
...省略されました。