少年との体験

友里恵はショッピングセンターの１階の食品売り場をぐるっと見渡して小学
生らしい子供がいないことを確認すると２階へと上がるエスカレーターに乗
った。
このショッピンセンターは２階までしかなくこれで午後の巡回は終わりにな
るはずだった。

友里恵の娘が通う小学校では夏休みに限りＰＴＡが子供の夏休み中の事故防
止と非行防止をかねて通学区内の危険箇所やゲームセンターなどの盛り場を
午前と午後の２回見回る。
本当は二人一組で巡回することになっていたが一緒に回るはずだった母親が
仕事の都合で急に職場に帰ってしまい午後の部は友里恵一人で巡回すること
になってしまった。

友里恵が２階に上がり子供服売り場から下着売り場を通り抜けようとすると
友里恵より７,８歳は年上と思える40代半ばの女性が見てるこっちが恥ずかし
くなるような派手なショーツを２枚手にとって品定めをしていた。

（あんな派手なショーツ買って誰に見せるのかしら？旦那さん？まさか
ね。）

友里恵はもう２年以上夫に下着姿を見せていない、下着でそれなのだからそ
の中身にいたってはよく覚えていないが最後に夫とセックスをしたのが小学
校３年になる娘が確かまだ幼稚園に通っているときだったから少なくても３
年はたっているはずだった。

性欲がないといえばウソになる。
それどころか友里恵は最近、自分の旺盛な性欲を持て余しているが夫との味
気ないセックスよりは自分で好きにやる奔放なオナニーのほうが確実に自分
の身体の火照りを鎮めてくれるということを知っていた。

夫婦の生活があったころはそれが嫌で嫌で仕方がなかったが、不思議とセッ
クスレスになって身軽になったせいか逆に性欲が増してきた。

３年前に初めてンターネットの通販で恐る恐る買った擬似ペニスのバイブは
今や４本に増えていて、買い増す度にそのサイズは大きくなり、いちばん最
近に買った４本目のものにいたっては手に取ることを躊躇するほどおぞまし
く太い。
オナニーの仕上げにこれを使うと激しい絶頂を得ることができるが、終わっ
た後、アソコがヒリヒリと痛み、鏡で見ると赤く腫れているばかりか入り口
がだらしなくパックリと開いている。
そのつど、友里恵は自己嫌悪になり道具を封印するのだが10日もすると欲望
に負けてしまい、その極太バイブを自分の中に収めてしまう。

２階の巡回も終えて最後に階段を使って１階に下りようと書店の前を通りか
かって友里恵はいつも購読している月刊誌の発売日が今日だったということ
を思い出し購入するため書店に入っていくと小学生らしい少年が雑誌を立ち
読みしていた。

少年は市民プールからの帰りらしく上はスポーツメーカーのＴシャツを着て
いたが下はおそらく着替えるのが面倒だったのか水泳パンツのままだった。

別に雑誌の立ち読みぐらいで咎めることはできないが友里恵は少し気になっ
て少年の後ろを通り過ぎるようにしながら少年が見ている雑誌を覗き込ん
だ。
少年の見ていたのは芸術とか美しさとかからはかけ離れた扇情的な女性のヌ
ードグラビアだった。
しかもそのモデルは胸ばかりか下のヘアをも丸出しにしていた。

友里恵は少年から５メートルほど離れると少年のほうに向き直った。
身体は大柄で背も163センチある自分と比べてもほぼ同じぐらいだったが顔や
見た目はあきらかに小学生だった。

（何、あの子。子どものくせにあんなもん見て。）

友里恵はもう一度少年の姿を上から下まで観察した。
友里恵の視線が少年の下半身で止まった。
少年の股間が水泳パンツというより海パンかそれを突き破ろうかという感じ
で異様に膨れている。

（あれって、おちんちんなの？？？）

雑誌の棚は通路を分けるように設置されており、上の陳列棚と下の雑誌を積
み上げてある台の間は４０センチ近く空いていて素通しとなっている。
友里恵は棚を挟んで少年の正面に回り込むとしゃがみこんで積んである一度
も見たことのない雑誌のページをめくりそれを見ているふりをした。

ページをめくる手が震えている。
友里恵はゆっくりと視線を正面移した。
１メートルも離れていないところに少年の股間があった。
それはただ膨れ上がってるのではなく、明らかに男性性器の形に膨れてい
た。

（アレ本物？本物だとしたらすごく大きいわ。）

友里恵は久しく見ていない男性性器の姿を思い浮かべた。
ショーツの奥からやらしい粘液が出てきたのを感じる。