高校時代に酷いイジメにあった。
我慢の限界を迎えた時、過呼吸になった俺は学校で小便を漏らしてしまった。
それが問題になってイジメをしてたヤツらは退学になったけど俺も家から外に出れなくなった。
他人が怖くてどうしても外に出れない。
父はそんな俺を「情けない」と言って切り捨てた。
あれからもう三年近く経つ。
二十歳のなった俺はまだ家から出られないでいる。
在宅の仕事をしながら読書とゲームと筋トレの日々。
引きこもってはいるけど部屋から出られないって訳じゃない。
父がいない時は普通に風呂にも入るしリビングで過ごす事もある。
ただ怖くて他人と話が出来ないだけ。
俺が何の不安もなく話せる相手は母だけだ。
母だけは俺の事をずっと変わらず愛してくれている。
心配も迷惑もかけている自覚はある。
だから出来ることはやりたいと思って家事を積極的に手伝っている。
少ないけど在宅の仕事の収入もほとんど母に渡している。
母は自分の為に使って良いと言ってくれるけどゲームと本以外は特に欲しい物は無いから家賃のつもりで渡している。
そんな生活をずっと続けてたんだけど去年、俺は間違いを犯した。
俺をずっと大切にしてくれた母を傷付けてしまったんだ。
家事手伝いのついでに母孝行がしたいと思ってマッサージの仕方を勉強した。
母にそれを伝えると凄く喜んでくれて実際にマッサージをする事になった。
背中から手の指から足の裏まで満遍なく揉んでいく。
ちゃんと勉強したから母は「気持ち良いよ」と言ってくれた。
俺も母が喜んでくれて嬉しかった。
ただ、俺は最低な事に母をマッサージしながら勃起してたんだ。
うつ伏せになった母には気付けれてなかったけどマッサージしてる間ずっと。
引きこもるまで女の子と付き合った事はあっても手を繋ぐ以上の事は出来なかった。
そんな童貞の俺が服の上からでも感じる母の体の柔らかさに興奮してしまったんだ。
頭では駄目だって分かってるんだけど全然勃起が収まらない。
マッサージをし終わった後、俺は母から逃げる様に自分の部屋に戻った。
そして俺は、人生で初めて母を想ってオナニーをしてしまった。
それからの俺はおかしくなってしまった。
母の体が気になって仕方がない。
母の為と口で言いながら自分の快楽のために母のマッサージを毎日した。
ある日、日課になったマッサージをしてたら母から軽いイビキが聞こえてきた。
ほんの微かに聞こえてきたその音は俺が待ち焦がれたものだった。
声をかけてみても軽く揺すっても母は起きなかった。
緊張して喉はカラカラだったけど俺は痛いほど勃起してた。
この頃はマッサージの時は母に薄手のジャージに着替えてもらってた。
これも俺から母にプレゼントした物だったけど目的は感謝じゃなくて自分の為。
より母の体の柔らかさを感じたいという最低な思いの籠ったプレゼント。
それでも母は喜んでくれた。
目の前の眠ってしまった母を改めて見ると胸がドキドキしてくる。
身長は俺より少し低いけど手足が長くてスタイルが良い。
昔は陸上の長距離をしてたって聞いた事がある。
今でもたまに走ってるから全然太ってない。
胸は普通くらいだけど息子の俺から見ても結構美人だと思う。
そんな眠ってしまった母のお尻を俺はマッサージの時とは違う気持ちで揉んだ。
スベスベのジャージの下の柔らかなお尻の感触で勃起した物が痛いくらい硬くなる。
まだイビキは聞こえてくる。
母の尻を両手で掴んで軽く開いてからそこに顔を埋めた。
深呼吸して母の股間の匂いを思いっきり吸い込んだ。
特に何か匂ったって訳じゃなかったけど母の股間の匂いだと思うと興奮して何度も繰り返してしまった。
そして俺は母の呼吸に細心の注意を払いながら母の股間に触れた。
もし起きてしまっても太もものマッサージ中だと誤魔化せるくらいの感じで。
緊張で震える指を母の股間に当ててゆっくりと軽く動かした。
何度も割れ目に沿って軽くなぞったり指でクリトリスがありそうな位置を軽く押したりした。
母のアソコを弄る事に俺は興奮しまくって夢中になっていた。
俺の妄想の中の母は俺の指の動きで濡れてジャージに染みを作っていた。
母の事が大好きなのに、この時は母を傷付ける自分の事しか考えてない最低な人間に俺はなってた。
「…もう止めなさい」
突然聞こえてきた母の声に俺は驚いて弾かれた様に股間から手を離した。
いつからかは分からないが母は目覚めてた。
夢中になりすぎて全然気付かなかった。
母に嫌われる、母に捨てられる、そんな気持ちが一気に俺の中に生まれた。
怖くなった俺は母が体を起こしているあいだに走って自分の部屋に逃げこんだ。
母は俺を追って来なかった。
母が部屋で震える俺を呼びに来たのは晩御飯の準備が出来た時だった。
返事もできない俺に部屋の外から話しかけてきた母の言葉は意外なものだった。