僕が16歳の時に異常な状態で3つ上の奈津子姉さんと性交をさせられて以来、5年間今でも近親相姦の関係が続いている。
僕の家は両親の仲が悪く、僕が小6の頃に父はあまり家に寄り付かなくなり、たまに帰宅する父はいつも泥酔に近い状態で母に暴力を振るい警察沙汰になることもあった。
母はいくつもパートを掛け持ちして、朝も夜も働き詰めだったが僕が中2の時に夕方の駅のトイレで倒れ、呆気なくこの世を去った。
市役所やら地域の大人達が施設の手配やら色々親切にしてくれたが最終的に母方の親戚達と奈津子姉さんが話をつけ、多少の援助を受けて住んでいたアパートに姉弟で住める様になった。
姉は学業の成績も良かったが普通高校進学を諦めて近所のプラスチック部品の製造工場に勤めて夜間高校に通った。
僕は身体も小さく、吃音もその頃は酷かった事もあって学校ではイジメにあっていたが一生懸命に働いていて学費を稼いで僕を高校に進学させてくれた姉に心配を掛けたくなくて、姉の前では明るく振る舞っていた。
高校はそれなりの学校に行けたのでクラスでイジメは無かったが、同じ中学から進学した他のクラスの佐藤が僕を頻繁に呼び出してはプロレス技の練習台として彼の自宅で殴られたり、蹴りを入れられたり、お金を要求されたり、煙草や酒を買いに行かされたりしていた。
高1の夏休みに僕は少しでも家計を助けようと普段やっていた新聞配達と食堂の皿洗い以外に近所のハンバーガーショップで短期のアルバイトを始めた。
バイトを始めて数日経ったある日、ハンバーガーショップに僕に虐めをしている佐藤が他校の生徒達とやって来た。
佐藤はレジで仕事をしている僕に気がつくと、僕のレジの列に並んで、順番が来るといかにも悪そうな他校生徒の前で、こいつ俺の舎弟。と言った。
僕は何になさいますか的な事を言ったが、佐藤は奢ってくれよ、何でも良いからタダで出してよとか仲間うちでゲラゲラ笑いながら言ってきた。
僕が困っていると冗談だよ。そんな泣きそうな顔するなよ。みたいな事を言ってからかって来た。
その日から頻繁に佐藤達が来る様になり、また佐藤が居なくても悪そうな他校の仲間達が店に来ては僕を舎弟くんと呼んでからかってきた。
僕は、彼らが来る事でハンバーガーショップのバイトが憂鬱になって来ていた。
ある日、バイトが終わり店を出ると佐藤達が待っていた。手にはハンバーガーショップの袋を持っている。佐藤が店いっぱいでさ、座るとこねーんだ。お前んち誰も居ないだろ?お前んちで食わせてよ。と言ってきた。
僕は狭いし、汚いからと散々断ったが、どうしても来ると言う。レストランのバイトが夜あるからと言っても、いいよ、それまでには帰るからと言う。
結局、僕は佐藤とガラの悪い他校生徒4人を連れて自宅に帰る事になった。
それが悪夢の始まりだった。