妻を亡くし幼い娘を抱えて懸命に頑張ってきました。
周りの方々にもたくさんの協力をいただいて何とか娘も少しずつ大きくなり今では生意気に父親をからかったりもするようになりました。
娘の前では母親が居ない分、普通以上の良いパパを演じて来たんです。いえ、演じるのではなく本当にそうして来たつもりでした。
その日、娘と二人でいつものスーパーで買い物を済ませ白いサッカー台で袋詰めをしていると台の角に娘が片足を持ち上げるようにして股間を押し付けているのに気がつきました。持ち上げた片足を動かしながらグレーのスパッツの股に角をくい込ませ唇を半開きにして遠くを見るような目でぼんやりとしているのでした。
(オナニーだな)もちろん直ぐにわかりましたので周りの目も気になり急いで袋詰めを済ませると娘の手を引いて店を出たんです。
そのあとも買い物に行くたびに両手をサッカー台について乗り上げるように跨がっては割れ目を角に擦り付けては滑り降りる角オナを繰り返すようになりどうして良いのか、それが恥ずかしい事なんだとどう教えて良いものかわからずにいました。
こんな時、母親がいてくれたなら……そんな風にも思ったものです。
私もまだまだ性欲は旺盛な年齢でもあり自分で処理をする事も多々あります。
そんなとき射精の瞬間にあろうことか娘の角オナを思い出してしまったんです。そして射精の鋭く激しい興奮から恐ろしい妄想をしていました。
そのたった一度の妄想が私から「良きパパ」から娘を虐待する「変質者」に変貌させてしまったんです。
もちろん済ませたあとは正気に戻り反省もしました。
それなのに翌日も娘を連れてスーパーに行くといつもよりサッカー台の袋詰めに時間をかけて娘が繰り返している角オナを気づかれないように気を付けながら眺めていたんです。そして、勃起をしている自分に気づいていました。
その夜も自慰をしました。娘にペニスを握ってもらい扱かせるという妄想でした。
いつもなら済ませたあとは平静に戻るのですがその日は何故か興奮が収まりません。
フラフラと娘の部屋のドアをそっと開けオレンジ色のマメ電球に浮かぶ娘の寝顔を眺めていました。
毛布をはだけて見せてしまっているパジャマのハーパンの丸いお尻を眺めたあと毛布を体にかけて上げて部屋を出ました。
そして風呂に行くと洗濯機の蓋を開けていました。
洗濯機にはタイマーがセットしてあり明け方に洗濯が終わるようになっているんです。
娘のパンツを取り出すとクロッチを裏返して眺めした。尿シミの黄色に混じって何かが乾いた痕跡が確かにあり鼻に近づけてその臭いを嗅ぐと尿とその何かが乾いた甘いような懐かしい臭いが私の鼻腔から脳幹に染み渡ってきました。
終わったばかりだというのにまた勃起をしていました。
汚してしまった娘のパンツをレジ袋に入れきつく口を結ぶと翌日の燃えるゴミの回収に用意していたゴミ袋に押し込みました。
この時を境に一人で幼い子供を一生懸命に育てているという自他共に認めていた良き父親像から娘に性的な目を向ける変質者へと成り下がったのです。
翌日、娘にサッカー台でのオナニー行為をやめるように言って聞かせました。
でも、その本意は娘のためではなく自分の欲求を満たすための密かな「誘導」でした。
性への興味を言葉巧みに引き出し想いを遂げるために……