父の癌が発覚したとき、妹亜紀は13才中学一年でした。
お父さんっ子だった亜紀は、精神的に不安定になり、闘病の甲斐なく父が亡くなると、中学二年になっていた亜紀は、さらに精神的に不安定になりました。
俺は20才になっていて、家にいる男として、父亡きあとを支えようとしてました。
母は気丈に振る舞っていましたが、亜紀は気がかりでした。
父が亡くなって三ヶ月くらいが過ぎたあたり、夜亜紀が俺の部屋に来ました。
一緒に寝て欲しいと言うのです。
中学二年にもなってと思いましたが、精神的不安定な亜紀、それで落ち着くならと、一緒に寝ました。
それから度々、亜紀は俺と一緒に寝たいとくるようになり、妹とは言え、俺は次第に変な気持ちを持つようになりました。
父が亡くなり半年もたつと、母もかなり落ち着いてきてるのに、亜紀はあまり変わらず不安定のまま。
徐々に膨らむ俺の変な気持ち。
ある時、俺は亜紀に言いました。
『変な気持ちになっちゃうから、もう一人で寝ろよ』
亜紀はごめんねとだけ言いました。
それからしばらくは夜来なくなりましたが、やはりまた来たんです。
『変な気持ちになっちゃうって言ったろ?』
それでもお願いと、俺の床に入ってきました。
『それでもお願いって。お前のこと襲っちゃうぞ』
俺はからかうように亜紀言いました。
すると亜紀が言いました。
『お兄ちゃんに襲われるなら、私は構わないよ』
衝撃的な言葉でした。
亜紀は続けて言いました。
『兄とはいえ男性の寝床に入るってことは、何されてもいいって気持ちなんだよ』
おいおいと思いました。
下の階には母が寝てる、母は時々俺達が一緒に寝てることを知りません。
『あのね、我慢とかしなくていいから。だって私もお兄ちゃんの温もりが欲しくてこうしてるんだから』
俺は黙ってました。
布団の中から漂ってくる妹の香り、リンスや石鹸の香りが俺の欲情をかきたてました。
目を閉じて、寝ようとしてるのか、キスしてなのか、亜紀を見ていて俺はもう限界でした。
俺は目を閉じていた亜紀の唇に、自分の唇を重ねました。
亜紀は特に何の反応もなく、黙ってそれを受け入れてました。
何回もキスをして、亜紀の乳房を触り、揉みました。
『痛い』
亜紀が小さく言いました。