この正月に母48歳(俺は26歳)とバスでのスキーツアーに行った。
母は短大時代にスキー同好会でレースを楽しんでいたほどの足前だ。
年末年始の数日間を恋人と過ごして家に帰ると、母と一緒にスキーに行く友達
が行けなくなったので急遽、俺と一緒に行くということになった。
到着の当日に少し滑ってから和式の温泉旅館に投宿した。
スキーのこととなると教え魔になる母は、夕食後もラウンジで俺と同じような
年頃のツアーの男性グループにスキーの能書きを酒を酌み交わしながら披露し
ていた。
俺は、恋人と過ごした数日間の疲れも重なっていたので先に部屋で寝転ぶこと
にした。
寝入ってしまい目覚めると時計は深夜の1時過ぎを指していた。ん?母がいな
いなぁと気に留めてるうちに部屋の外扉が開く音がして母のかすかな声がし
た。
外扉のほうへ行こうと襖のところまで行くと、なにやら母と男性がヒソヒソと
話し込んでいた。気になって襖を開けないで聞き耳を立てると、母の「だめよ
ぉ、また明日、お部屋にいくからそこでね、あぁーん」というヒソヒソ声が聞
き取れた。他の部屋で一緒に過ごした男とのようだった。そしてしばらくはお
互いの浴衣の擦れる音と母の吐息だけになった。
まったく部屋の入り口で何やってんだぁと思いつつも聞き耳を立てていると、
外ドアの閉じる音と同時に部屋の襖があいて俺は母とバッタリと顔を合わせて
しまった。
浴衣の前がだらしなくなって酒に酔っていた母は俺と出くわしてかなり動揺し
て気まずそうだった。俺はもう寝ていると思い込んでいたのだろう。
「なぁーにしてんだよ、まったく」と俺は母に言った。母は「えっ、うん」とか言
葉になっていなかった?
「お風呂、入るから」とすぐに浴室のほうに行った。俺は数秒くらい立ちすくん
でいたが、どうしても怒りが収まらないので母を浴室へ追った。
母は丁度、浴衣を脱ぎ捨てたところだった。俺に気づくと母はあわてて裸体に
浴衣をかけて「ん?何」と発した。俺は、母に「何時間もいなくてさぁ、やって
たんだろう?」とズバリと聞いた。母は「え?なにを?」とかとぼけようとして
後ろ向きに立ちすくんでいた。
見え透いたとぼけた母の返事に腹を立てた俺は、背後から左手で乱暴に母の肩
を抱いて、右手を母の局部に探るように当てた。
「な、何すんのよ」と母は「信じられない」という目つきでか細く言ったが、小柄
な母は大柄な俺の指で普通じゃない女の湿りと精液らしいものを俺に悟られ、
すぐに黙ってうつむいてしまった。
俺はそれ以上は何も言わずにその場を離れ、そのまま布団に入り寝入った。