最初から3人でって話だったのに、2人で先にだなんて、飲み会程度に考えてるの?
私とのSEXはそんなものなの?
頭の中で怒りが渦巻いてしまった私は[じゃ今夜はキャンセルってことで。先に帰ってる!人を巻き込んでおいて勝手に約束を破らないで!]と、返信。
憮然とした私を見て「どうしました?」と、Aさんに聴かれ、旦那からのMailを見せながら「いくら仕事の都合だからってAさんを巻き込んでるんだから失礼よ!」と、言えば、堰を切ったように言わなくてもいい日頃の鬱憤までブチまけている始末。
気が付けば、お酒もAさんと同じシングルモルトをオーダーし、お酒に強いわけでもない私は、さすがに濃い目のカクテル三杯とシングルモルトのロックを飲めば、お化粧の崩れを気にする正気は保ちながらも、それなりに酔っていました。
「タクシーでご自宅まで送らせてください」と、言ってくれるAさんにも申し訳ない気持ちで一杯でいる時に、再び旦那からMail。
[Aさんは来月から転勤で九州に行くそうだ。今夜キャンセルしたら機会を失ってしまうだろ。仕事がずれ込んでしまったのは謝るから」と、いう内容に、私は驚いて来月九州に転勤なの?と、問うと、言いにくそうに「…ええ」と、答えるAさん。
ドタキャンという申し訳ない思いプラス、今夜が最初で最後!?と、私は頭の中がぐちゃぐちゃになった挙句、それじゃぁ!と、いきなりスイッチが入ってしまいました。
「じゃ、2人でしちゃいますか」私が言えば「いいんですか?無理はなさらずに」と、冷静に気遣ってくれる。そんなAさんと肩を並べ、彼に懐かしい甘酸っぱい感覚を憶えながら、時折大きいペニスを思い起こしていた私の身体は、正直に反応していたことは自覚していましたし、それが本音だったことも否めません。
「じゃあ部屋に行きますか…」そう言って席を立つAさんの後を、なんのためらいもなくついて行きました。
後日談ですが、あとあと聞かされて驚愕しました。
実は私たちの後ろに広くあったテーブル席の奥で、旦那が1人でカウンター席の私たちをずぅーと眺めていたんです。そこからMailをしていたんです。
初々しいアベックのような2人を後ろから眺めて、私の不倫現場を目撃しているかのような。部屋に向かうAさんの後ろをついて行く私に背徳な女を見る思いで、旦那は1人お酒を飲みながら陶酔していたようです。
寝取られ願望の極みです。
そして、Aさんの転勤話も、実はただの出張で、全部旦那の策略だったんです。
何よりも、やられたと思ったのは、部屋に入ってから私がシャワーを浴びてる隙に、Aさんが旦那を部屋に招き入れ、入口付近の壁際に身を潜めて、Aさんと2人きりだと思い込んでSEXに没頭している私の淫らな姿をビデオで隠し撮りしていたことでした。
酔っていたこともあり、警戒心もなく、そうとは知らなかった私は、旦那の妄想を超える淫乱な姿を晒してしまいました。
その話は、またいつか…。
と、言うか、当日は途中から記憶がとんでしまっているので、旦那に隠し撮りされた私の醜態を説明するようなもので、かなり抵抗がありますが。
今でもたまに、その時のビデオ映像を寝室のテレビで大写ししながら、フェラをさせられたり、抱かれたりしています。映像を凝視している旦那が興奮しているのを見ると、それはそれでいいかなと、思ってしまったり。
その後、Aさんに貸切りされる事もしばしばあって、私がAさんと過ごしてる間、1人ビデオ鑑賞をしています。
帰宅した私に「今日はどうだった?」と、聞きながら興奮して私を求める旦那も、なんだか可愛く思えてしまう今日この頃。
私、Aさんと一緒になりたいから離婚して下さい。と、言われる不安はないの?と、問えば、それはない。必ず帰ってくると信じてる。と、言う旦那を見て、それも愛情表現の一つなんだと思えるようになりました。
だから、私も淫らな関係を楽しんでいます。
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