その後、メールのやりとりをしながらデートを重ね、7月になると一緒に海に行く約束をした。
つきあい初めて2か月、デートをするときは手をつなぐけれど、キスもまだ、当然セックスはおろか、
手以外の身体に触れたこともない。
裕美は身長が165cmほどと高く、バストは大きめ、ヒップも大きくはないが締まっている感じ、
顔立ちは小澤陽子アナウンサーに似ているけど、髪はショートで、アニメの綾波レイの、
髪型に似ている。
当日、裕美の家まで車で迎えに行った。
裕美は、大きなバッグを抱え車に乗り込んだけれど、自分からは話題を出さないタイプなので、
自分は必死に、会社の同僚の大原やその他大勢の噂話やら、マスコミ報道されている話題を、
話しかけた。
彼女は、どちらかというと口下手で、真面目な冗談を言うタイプなので、彼女との交際を通じ、
私のコミュ力が磨かれたと思いたい。
海に着くと、早速海の家を借り、裕美は水着に着替え、私は最初から海水パンツを履いていたので、
ズボンを脱ぐだけ。
私は、後部座席に特大の発泡スチロールでできた、波乗り板を積んできたので、それに裕美を乗せ、
得意の泳ぎで曳航した。
そんなこんなで、お昼になり、借りていた海の家で食事。
私と裕美はラーメンと焼きそば、ビールを注文すると、裕美はバッグから重箱を取り出し開けた。
その中には、唐揚げとカットしたレモンが入っていて、今日朝早く起き作ったとのこと、
私は感動し、
「おいしい、おいしい」
と唐揚げを食べたけど、本当においしかった。
ビールを互いに飲み良い気分になり、私と裕美は波打ち際で砂を堀り、小さな貝を摂ったり、
砂のお城をつくったりした。
夕方、帰る時間になると、私と裕美は手をつなぎながら車まで歩き、車に乗り込むと、
生真面目に裕美の自宅まで送った。
裕美は自宅に着くと、
「寄っていって」
と言い、玄関で私を待っている。
私は、裕美の自宅前の空き地に車を置き、玄関をくぐった。
自宅では、裕美の妹と母親がいて、お茶を入れてくれた。
裕美の母親は、
「あら、こんなに焼けちゃって」
と、裕美の首や手を撫で回していた。
しばらく世間話をして、裕美の自宅を辞去したが、裕美の妹が意味深な笑顔で見送って
くれた。
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