常識を、おしえてくれて、ありがとう。残念ですが、自分のこころに、届か
ないのは、どうしてでしょう?他の人と?人生を複雑にできない私のような
人間も中には、います。なまじ、助けてもらったことで、そのことに、感動
し、生まれて初めて、誰にも見せたことのなかった、自分の心を開いた相手
でした。
人生を複雑にできない、どうしてかというと、私は、その人の中に、たくさ
ん自分のアイデンティを残してきました。とても大好きで、好きという感情
と、家族のような一体感がありました。私は、あまり言いたくありません
が、酷い家族でした。それが自分の性格にも大きな基礎にもなってしまい、
深い傷を負って、勉強も何もかも頭に入ることができず、学校の成績も最
低。そのときも、自殺に向かって、自暴自棄することで、やっと生きてる、
と実感できる程度で、あとは、何にも心に入ってくるものはありませんでし
た。そんな時、助けてくれたのが、その人。まともな価値観を、その人が見
本となって、見せてくれました。男性は、そんなに酷いものではないこと。
でも、少し遅かったようで、自分の感情や、意志とは、無関係に、生理的に
異常な反応をしてしまう自分の性格を、自分ですら、変えることができず、
相手が違えど、目の前にいる男性は、父親だという自覚が、もうどうやって
もとれず、酷い攻撃、嫌がらせをして結果、ふられました。一度、酷い状況
にいて、そこから助けてもらって、感動して、自分の全部をそこへ残してき
ました。
父親から汚い暴力と、母親は、精神的に鬱で、守ってくれた記憶が、ありま
せん。更に、兄弟もなく、閉じた世界で、自分なりに独自の常識を作り、自
分のこころが傷つかないように、殻を作るようになったのかもしれません。
暴力などに対しては、心は、強かったのですが、優しさに、対して、自分は
どうしたらいいのか、全くわかりませんでした。戸惑い、怒り、残念なこと
に、優しさということを、よくわかりませんでした。今も、かもしれませ
ん。消化できず、ずっと引きずっているのですから。
私の目の前には、何年経っても、その彼の記憶が鮮明で、毎日、なんに意味
もなく、その人の名前を口ずさむほど、なにもかも、全てが、壊れてしまっ
た日の時計のまま、こころの時計は止まって、それを何年間も、毎日同じ想
いで、泣いて、今もまた、涙してこれを書いています。彼をなくした自分は
一体誰なのか、存在すら難しいほど、彼の中に自分の大事なものを、残して
きました。彼を、愛することで、自分を大事にする感じのような、鏡のよう
な存在でした。
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