ひょんなことの引き金を引いた身としては、もう戻れない世界への扉を開いてしまったことに一定の責任を感じると同時に、一人の女性として至上の歓びを知る機会を提供できたことには、密かな歓びも覚えております。
いま、考える人のポーズを取りながら、深淵の縁からその奥底を覗き込み、その測り知れない底なしの深さに圧倒されているところでしょうか。
次回、肉体と脳髄が完全なる深淵へ引きずり込まれたとき、男性の圧倒的な質量に蹂躙され、それに与えられる悦びに抗う術がないことを体の奥底から本能として理解したとき、真の敗北が訪れてクロニクルは完成するのだと思います。
完膚なきまでに肉壁が押し広げられる衝撃の前に、理性が本能へと強制的に書き換えられていく。一度その次元に触れてしまえば、もはや元の世界へ還る術はありません。その扉の向こう側で紡がれる言葉を、心待ちにしております。
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