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サキが泣き止むまでベッドで腕枕をして、どうしたもんかと考える。
めんどくさいことになった。
とりあえずサキを落ち着かせる。
俺「ちょっと寝よ^ ^」
サキ「大丈夫なん?」
俺「なるようになるて^ ^向こうの出かた次第やし。」
サキ「なんか余裕やね^ ^」
俺「今はちょっとでもお前と一緒におりたい」
そう言うと落ち着いたのかサキが俺の腕で眠りについた。
どれくらい経ったか、いつの間にか俺も寝落ちしていた。
横では足を絡ませて腕の上でサキが眠っている。
ケータイを見ると夕方、2時間ほど眠っていた。
「あー、コイツが横おったら落ち着くなぁ・・・」
と幸せを感じていたのも束の間。
ケータイが鳴る。父親から電話。
俺は嫌な予感がした。
俺「もしもし」
父「わしや。」
俺「なに?」
父「今から家来れるか?」
俺「・・・行けるけど」
父「ほなすぐ来い。一緒におる子も連れて。・・・意味分かるな?」
そう言って電話を切った。
多分弟が父親に話したのか?でもどう言ったんや?
とにかくめんどいことになった。
「はぁぁぁ・・・」と大きい溜め息をつく。
サキ「お父さん?」
俺「あ、起きた?ごめん、そう、おとん」
サキ「怒ってたね」
俺「まぁ・・・なんかアイツから聞いたんちゃう?」
サキ「親に告げ口とか最低」
俺はサキを見て
俺「一緒に地獄に落ちてくれる?(笑)」
サキは擦り寄り
サキ「京がおったらウチは天国やねんけど^ ^どこでも着いて行くよ(笑)」と言った。
用意して2人で家を出る。
俺の実家に着いたのはもうあたりは薄暗くなった頃だった。
玄関を入りリビングへ。
テーブルには父と母、そしてダイニングの方にユウが座っていた。
サキ「お邪魔します」
母が会釈する。
父「おぉ、そこ座れ」
俺とサキが父と母の向かいに座る。
父「ユウから聞いてな・・・その子はユウの彼女やな?」
俺「うん」
父「単刀直入に聞くけど、その子と・・・寝たいうんはホンマか?」
俺「ホンマ」
それを聞いた途端オトンは立ち上がり俺の顔をぶん殴った。
母「お父さん!手は出せへんて約束でしょう!?」
弟も唖然としていた。
父「こんな人の道を外れた奴、誰かが叩き直さなアカンやろ!?」
サキが俺の横に駆け寄る。
俺「大丈夫。」
俺はもう一度ちゃんと座り直した。
父もまだ鼻息は荒いが母に促され座る。
父「お前何考えとんねん。自分が何したか分かってるんか?」
俺「分かってる。順番が違うことも」
父「ほななんでや?お前はそんな奴ちゃうかったやろ?」
俺「・・・」
シーンと静まり返る。
父「なんか言わんかい!」
俺「・・・流れで。」
父「流れて・・・」
父が呆れた顔をする。
ユウ「童貞捨てたかったんちゃう?(笑)」
ユウがあざけ笑いながら言う。
ユウ「童貞は何考えてるか分からんからな(笑)誰でも良かったんやろ!」
父「・・・そうなんか?」
俺「そう」
サキがえっ!?という感じで俺を見る。
俺はサキに「黙っとけ」的な感じで目配せする。
父「でもそれやったらこの子じゃなくても良かったんちゃうんか?お前ずっと女作ろうとしてへんかったやろ?それやのに急に童貞捨てたいって・・・そんなんおかしいやんけ。」
おとんが疑う。俺はとにかく黙る。
父「・・・なんかおかしい。お前なんか隠してへんか?」
俺「なんも隠してない」
父「いやそれやったらおかしいんやて!やりたいだけやったらこの子じゃなくてもいいやろ。むしろこの子とやったら一番話がややこしくなることなんてすぐ分かるやんけ?」
俺「・・・」
母「なんか言われへんことなん?」
母が口を開く。
それでも黙る俺。
父「きみは?」
困り果てた父がサキに話をふる。
父「きみは何か知らんのか?」
サキ「・・・私は・・・口止めされてるので・・・」
クスッと母が笑う。
母「あなた嘘つかれへん子やね(笑)それやったら何か隠してるって言ってるようなもんよ?^ ^」
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