A子浴室から出ると、M美が帰ってきていることに気がついた。
思わず、A子と目を合わせクスクスと笑いあうしかなかった。
ここから約2ヶ月、俺とA子は2人きりになれる時間があると、
箍が外れたように、お互いを求め合い身体を重ねていた。
何度となく身体を重ねる間に、野外露出やソフトSMもする様になり、
2人の性癖をぶつけ合うようなことも。
ただ、A子は気がついていなかったが、A子のアパートのA子の部屋でしているとき、
何度か仕切りの襖がほんの少し開き、その隙間からM美が覗くようにしていた。
M美の1○歳の誕生日が1週間後に近づいていた。
A子と何をプレゼントするか話してみたものの、答えが出ず当日は日曜日という事もあり、
3人でドライブがてら、餃子消費量で有名な県庁所在地の街へ行くことに。
その週の木曜、仕事が終わりA子のアパートでM美と3人で夕食を取った後、
A子と2人でアダルトグッズも扱っているDVD販売店に・・・。
店内に入り、グッズをあれこれ見ながら、
「・・・使ってみたい・・・?」
「・・・うん・・・でも・・・」
ある意味バカップル状態。
この時A子の身体には、亀甲縛りを施し、アソコにローターを入れスイッチは最弱に・・・
もちろん服は着せていたが、ともすると肌が透けて見えそうな白のワンピース。
こんな状況でA子が感じていないわけがない。
A子はM女で、何より羞恥心を煽ると乱れるタイプだった。
それに気がついたのは、あの社内でのこと、更に夜の公園で人の気配に怯えながら、していた時、
実際には他に人はいななかったが、耳元で見られてるとか、見せてあげればと言う様な事を囁くと、アソコがキュウキュウ締まった。
この日は、アナルグッズをメインにいくつかのグッズを買い、俺の住んでいたアパートに。
A子はアナルでの体験はなかった、と言うより体験する機会がなかった。
と言うのも・・・A子はM美を出産してからこの俺と会うまで、仕事と育児に追われる毎日で、
男と出会うことはあっても、身体の関係を持つことはなかったと言う。
つまり俺と出会って、十数年ぶりのセックスに加え、元々持っていたであろうマゾ気質が開花したと言うことだった。
おれの部屋に入るなり、A子の手首を後ろ手に拘束し、立膝でうつ伏せ状態にさせ、スカート部分を捲り上げ、アソコに入っているローターのスイッチを中に上げ放置すると、
腰を前後左右に動かし、アソコからは愛液を滴らせ、淫らな姿を晒していた。
しばらく放置した後、買ってきたばかりのアナルグッズをA子の目の前で開封していく。
開封したグッズをこれでもかと見せつけたあと、
尻全体にローションを垂らし、それを塗り広げながら徐々にアナルへと。
アナルを開発するときは、絶対に焦ってはいけない。
焦れば焦るほど、女性は恐怖を覚え拒む様になる。
アナル開発の極意とあるSM雑誌に書いてあったもの。
これに基づくように、本当にゆっくりゆっくり、指でアナルの緊張を解きほぐすようにし、
A子の反応を見ながら、指1本が入るまで・・・
指をゆっくり1本入れ、A子の様子を見ると、けして嫌がってはいない・・・。
指が奥まで入るようなり、動きに余裕が出来たところで、細めのアナルバイブを・・・
手首の拘束を解き、A子の身体を起して優しく唇を合わせた後、着ていたワンピを脱がす。
A子はすでにトロンとした目で、俺の顔を見つめながら次の責めを待っているようだった。
俺は、床に脚を少し広げて、A子を正面から抱き寄せるようにし、アナルバイブを動かしながら、何度となくキスを繰り返す。
耳元で
「お尻どう?気持ちいい?」
そう聞くと、何度も頷くようにし、腰を捻るように動かすA子。
ローターは前に入ったままスイッチは切っていない・・・。
アナルバイブの動きに余裕が出来てくる・・・ゆっくりA子の身体を床に倒し、
マングリ返し状態にした所でアナルバイブを抜き、2本の指にスキンを付け更にローションを垂らす。
もちろんアナルの周りにもローションを補充した後、スキンを付けた指を徐々に徐々にゆっくりと。
第一関節まで入ったところで、腕全体で指を左右に捻るようにしながら入れていく。
まだまだ焦ってはいけない、指の付け根まで入ったら、今度はゆっくり抜き・・・それを何度となく繰り返して・・・
A子の息使いが変わった。
前のローターに対しての反応ではなく、アナルに出し入れしている指に反応し始めている。
深く入ったときは深く息を漏らし、浅くなると浅く息を漏らしている。
ここまでくれば、アナルセックスは目の前・・・だが俺はもう一手間かけた。
日本人サイズと書かれたディルド・・・
指だけを抜き少し伸びたスキンに入れるようにしながら、A子のアナルの中に・・・。
まさか、ディルドをそんな使い方するとは思っていなかったA子の顔に驚きが走る。
ディルドをゆっくり挿入し、奥まで入った所で、縛ったままの股縄で抜け落ちないようにし、全身を優しく撫で、
A子の口に俺のモノを咥えさせ、髪を撫でながら、
「もう少ししたら、お尻にソレを入れるよ」
A子は口に咥えたままコクリと頷き、俺の目を目つめ上げるようにしてきた。
A子が俺を見つめる目・・・どこか背中がゾクゾクするような、妖しさと艶やかさを伴っていた。
亀甲縛りをゆっくりと解いていく。
A子の身体に着いた縄の跡が艶かしく、美しく感じられる。
縄を解き終えると、膣に入れていたローターを引き抜き、スイッチを切り床に置く。
残るは、アナルのディルド・・・ゆっくり前後させながら抜くと、広がったアナルがゆっくり閉じていく。
A子をああお向けに寝かせ、腰の下に枕を入れて高さを調整し、一度A子に覆いかぶさり、
「A子のアナルにチンポ入れてくださいって言ってごらん」
A子は顔を横に向け、言おうとはしなかった。
「言わないなら、今日はイカせないよ」
この言葉に目を見開くA子。
この日、A子はまだ1度もイッていない。
何度もイキそうになるたび、邪魔をしてイカせなかった。
生殺し状態のA子にとって、イカせてもらえないと言うのが、そのとき最大の罰に等しかったようでついに、
「A子の・・・アナル・・・に、おチンポ・・・入れてください・・・」
A子のその言葉を聞き、自分のチンポにたっぷりローションを塗り、A子のアナル周辺にももう一度ローションを・・・。
準備は全て整った。
チンポをアナルにあてゆっくり腰を前に出していくと同時に、A子に息を細く長く吐き出すように指示すると、
始めこそ抵抗感があったものの、その抵抗感をクリアすれば後は思った通りに・・・。
一度奥まで居れ、ゆっくり腰を引いていく。
亀頭が抜けない内に、ゆっくり奥まで・・・徐々にピッチを上げていくと、A子は堪らないといった様子で喘ぎだした。
アナルセックスの場合、これでもかと言った所まで突き立てない。
本来、アナルは排泄機関であり、受け入れるようには出来ていないため、何かの拍子に破れてしまう可能性があるからだ。
膣を少し早めに突く様なスピードで、A子のアナルを突くうちに、
アナルの中で、ローションとは違う水分と言うか、潤滑剤のようなものが滲み出てくる。
汚い言い方をすれば、アナル汁というのだろうか・・・。
何度も出し入れを繰り返していくと、先詰まり感が消え、入り口の締め付け感の方が強くなってくる。
以前の経験から、こうなって来ると女はアナルに集中し始め、アナルで快感を得ようとする。
A子も例に漏れず・・・アナルに快感を求め始めたようだ。
正上位から体位を変えるため、一度アナルからチンポを抜く。
その時、薄く茶色見かかった比較的サラサラ舌液体が零れ落ちた。
A子をうつ伏せにさせ、少しだけ腰を上げさせ、A子自身の手で尻を左右に広げさせる。
尻を広げ、アナルが丸見えにると、アナルだけがまるで別の生き物の様にヒクヒク動き、
まだかまだかと挿入されるのを待っているようだった。
バックから、再びアナルに挿入すると、もちろん先ほどより抵抗感も少なく挿入出来た。
A子を抱き起こし、背面座位の形を取りA子にゆっくり、抜けないよう動くように指示すると、
探り探りと言った感じで、腰を上下させ始めた。
A子の口から漏れる吐息は、膣でしているときの吐息とほぼ変わらなくなっていた。
A子が腰を上下させるたび、グチャグチャと卑猥な水音がアナルから聞こえてくる。
その音は、膣から溢れだした愛液と混ざり、更に卑猥な音へと変わって行った。
繋がっているA子のアナルの周りに軽く爪を立てるようにして半周させた後、溢れ出す愛液を逆に伝うように膣の周りを刺激したあと、
硬く尖っている、肉芽を探し出し、爪先でほんの少しだけ擦るように。
A子は悲鳴にも似た声を上げ、ビクビク身体を震わせた。
この日やっと行く事が許された瞬間。
A子を一度イカせ、前に倒れこむA子の身体に合わせるように、自分の身体を起す。
A子は顔を横に向かせ、うつ伏せ状態になった。
イッタばかりで、腰だけではなく全身がビクビクすることもあるが、お構い無しにアナルに入ったままのモノを前後させ始めると、
半分伸びたようになっていた足を曲げ、A子自ら受け入れ態勢を整える様な動きを見せた。
「大丈夫なのか、A子?」
「・・・うん・・・始めは怖かったけど、今はすごく気持ち良くて・・・もっとして欲しいの・・・。
それに・・・お尻だったら・・」
「お尻だったら?」
「・・・中に・・・出してみて・・・欲しい・・・」
「・・・良いのか・・・?」
「・・・うん・・・」
そう、俺はスキンが苦手(後でかぶれた様に痒くなってしまう)で、A子とのセックスでは1度もスキンを付けたことがなく、
それ故、A子の膣内で射精したことはなく、ほとんどが腹上か口内射精をし、
この時のアナルセックスでも、スキンを付けずにしていた。
A子の言葉に迷いは消え、A子の体内に初めて射精することを決め、それに向け腰の動きを徐々に早めていった。
A子のアナルが時折、キュッと締まる。
おそらく、アナルの中に良い所があるのだろうか。
その締まり感が益々俺を興奮させて来る。
自然に、腰の動きが早くなると同時に、A子の腰の動きが俺の腰の動きに合わせる様な感じになり、
A子の背中に浮いている汗が、A子に今まで感じたことのない何かを与えて居る様荷思えていた。
ほぼ同時だった。
A子が背中をのけぞらせ、大きく身体を震わせるのと、
俺の性器の先端から、A子のアナル内に射精するタイミングが・・・。
A子の身体の上を避けるように、だがA子の傍に息が荒いまま身体を横たえる。
A子もまた、息を今まで無いほどに荒くし、時々身体を激しくビクビクさせながら、全身の力が抜けたようにぐったりしていた。
A子の顔を自分の方に向けさせると、涙を流していた。
「どうした?」
「解らない・・・解らないけど・・・涙が止まらない・・・」
A子はそう答え、力が入らない身体を俺のほうに寄せ、俺の頭を抱えるようにして、涙を隠そうとしていた。
この時の事を後日A子に聞いた。
本当に理由はわからないけど・・・アナルで俺の射精を受け止めたと感じたとき、ものすごく満たされたような気持ちになったと言い。
そう感じたとたん、涙が溢れて止まらなくなったと言っていた。
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