それで、悲しいまま解散。
私は考えました。
このままだったらたぶん西村君は離れて行ってしまうと。
遅かれ早かれエッチするなら出し惜しみする理由もないかなって。
それで数日経って、私から連絡しました。
休日の昼前に家まで迎えに来て貰って、お喋りしながら適当にドライブしました。
どのタイミングで切り出そうか悩みました。
まだ昼間で明るいし。
でも、時間が経つともっとタイミングを逃しそうな気もして、信号待ちで唐突に
「今日、勝負下着だよ」
西村君は、はぁ?って顔を一瞬した。
「今日はいいよ」
西村君は何も言ってくれなかった。
あれ?
もしかしてやらかしちゃったかも…
うーどうしよう
車は走り続けて繁華街に入りました。
昼間の繁華街は閑散としていて、半分以上は閉まってる感じでした。
「お昼ご飯?」
「ラーメンでいい?」
「うん。いいよ」
車を止めてラーメン店へ。
西村君は、豚骨醤油。
私は、ゆず塩を食べました。
餃子も食べたかったけど臭いが気になるからやめました。
食べ終わり店を出て、また車に乗り気が付くとホテル街にいました。
時間にしたら5分も経ってなかったと思う。
西村君は左にハンドルを切り、入口にかかってるカーテンみたいなのがフロントガラスをバシっと叩いた。
駐車してる間、息をつめて静かにしていた。
バックを持ち車から降りて西村君が降りてくるのを待った。
それから2人で中に入った。
白いタイル張りの床が一面に広がり広い空間が現れた。
真ん中に機械とパネルが置いてあり、西村君は部屋を選んだ。
フロントもあったけど無人のようだった。
エレベーターは二つ。
こっち?こっち?って言いながらボタンを押した。
部屋に入ると、2人でコートを脱ぎバタバタした。
やっとソファーに座ると、置いてあったファイルを開いて読む。
ウェルカムドリンクを頼んだ。
ドリンクが来てから少しお喋りした。
ふいに西村君が手を握ってその手を離し太ももを擦った。
スカートを少しずつ捲り下着ギリギリぐらいまで上げられた。
「シャワーどうする?」
西村君が小さな声で聞いてきた。
「できれば入りたいよ」
「一緒に入る?」
「えー恥ずかしいよ」
「さっき勝負下着って言った」
「あ、うん」
「脱いだら見れないよ」
「そうだよね」
私は、ハハハって感じの軽い笑い方をしました。
西村君の指が首もとに来てカーディガンのボタンを外しました。
ボタンは小さくてやりづらそうでした。
「女の服って細かい」
西村君は愚痴のような呟き。
上を脱がされブラ姿になりました。
「可愛い。想像と違った」
「違った?」
「勝負って言ったから派手なの想像してた」
「あ、そっか。そうだよね」
西村君はキスをしてから背中に手を回しホックを外しました。
胸が露になって軽く隠しました。
「色、凄く白いね…」
「うん」
腕とかよりは露出がない分、脱ぐと白さが際立つと言われた事は何回かありました。
「手、外して」
胸の形に余り自信がないから、おずおずと見せました。
西村君は黙って見てました。
「舐めていい?」
「うん…いいよ」
西村君が窮屈そうに首を屈め胸に吸い付いたので、私は横になりました。
レロレロと舌で弾くように舐めたり、軽く噛まれたりしました。
「ね…」
「どうした?嫌?」
「シャワーしたいなって」
「もういいよ」
一応、朝シャワーしたからそこまで臭くないと思うけど、やっぱり気になりました。
「ね…ムードない」
「ムードとか、よくわかんね」
「照明とか。せっかく綺麗なホテルだし」
間接照明にして、音楽は2人で選び洋楽のバラードにしました。
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